カテゴリー「昆虫-2」の44件の記事

2007年10月15日 (月)

ホソハリカメムシ

 少し前にハリカメムシを紹介しましたが、今日は非常に良く似たホソハリカメムシを掲載します。これも「四丁目緑地」に生えているオオケタデに居たものです。
 ホソハリカメムシはハリカメムシとは異なり、イネ科の植物にしか寄生しないらしいので、始めはハリカメムシが撮影した角度でこの様に見えるのかと思いましたが、やはりホソハリカメムシの様です。周りにはイネ科の雑草が沢山生えていますので、たまたまオオケタデの上に留まっていたのかも知れません。

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ホソハリカメムシ(クリックで拡大写真を表示、以下同じ)
(2007/09/28)

 ハリカメムシと較べて、ホソハリカメムシは全体に細めで、肩の棘が少し小さく余り隆起していません。触角の感じも少し違います。
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ホソハリカメムシ(2007/09/28)

 正面から撮った写真を、以前のハリカメムシのものと比較すると、肩の怒り方が違うのがお分かりと思います。
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正面から撮ったホソハリカメムシ.肩の棘がほぼ水平に出ている(2007/09/28)

 ヘリカメムシ科には、ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシがおり、他にホソヘリカメムシ科にホソヘリカメムシが居て、マコトに面倒なことになっています。

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2007年10月14日 (日)

アカスジキンカメムシの幼虫(5齢)

 今日は一寸時間がないので、繋ぎにアカスジキンカメムシの5齢幼虫の写真を出しておきます。
 これも「四丁目緑地」に生えているオオケタデの花に居たものです。アカスジキンカメムシはキンカメムシ科に属し、成虫になると黒の地に緑金色の斑点と赤色の模様を持つ非常に綺麗なカメムシになります。「歩く宝石」と呼ばれる位です。5齢幼虫はずっと地味ですが、それでも中々良い色合いをしています。

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アカスジキンカメムシの5齢幼虫(2007/10/04)

 残念ながら写真は1枚のみです。枝を引き寄せて撮影を始めたら、カメムシ君、どうやら形勢不利と見たらしく、雲隠れの術を使ってポトリと下の藪の中に落ちてしまいました。

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2007年10月13日 (土)

シロオビノメイガ

 今日は一寸趣向を変えて蛾を紹介します。シロオビノメイガ、最近この辺りの草原を歩くと、足許から沢山舞い上がり四方八方に飛び交います。写真は「四丁目緑地」に生えているオオケタデの花で吸蜜している個体ですが、「三丁目緑地」やその他の空き地、住宅地のど真ん中にある我が家の庭にも居ます。

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オオケタデで吸蜜するシロオビノメイガ.左上はツマグロキンバエ
(クリックで拡大写真を表示、以下同じ)
(2007/10/04)

 シロオビノメイガは漢字で書くと「白帯野螟蛾」で、「白帯の螟蛾」ではありません。昔はメイガ科ノメイガ亜科に属していましたが、今ではツトガ科ノメイガ亜科となっています。
 この類の蛾は、日中は直ぐに葉っぱの裏に隠れてしまうので良い写真を撮る機会が中々ありません。しかし、このノメイガは吸蜜をするので、そう言うときに撮ると楽です。
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シロオビノメイガ.鱗粉の模様が見える(2007/10/04)

 草原や庭に居る大した害もない虫と思っていましたが、調べてみると、ほうれん草、フダンソウ(ビート)等のアカザ科やケイトウ、ヒユ等のヒユ科の害虫として、駆除の対象になっている様です。しかし、まァ、草原に居る限り、大した害はないでしょう。

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2007年10月12日 (金)

クビキリギス

 我が家から「四丁目緑地」に行く途中に、余り手入れのされていない空き地があります。昨年、イシミカワオオオナモミを撮影した場所です。先日、途中で一寸寄ってみたら、やはり色々な虫が居ました。
 今日はその中から、クビキリギスを紹介します。体長6~7cmのやや大型のバッタです。

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クビキリギス.この手のバッタにしては触角が短い
(クリックで拡大写真を表示、以下同じ)
(2007/09/23)

 クビキリギスとは「首切りキリギリス」の意で、随分物騒な名前です。しかし、この虫が他の虫の首を切るのではありません。この虫は噛付くと決して相手を放さず、無理矢理放されて首が切れてもまだ首だけで噛付いている、と言うところからこの名前が付いたとのことです。
 私は子供の頃、この種のバッタに噛みつかれてえらい眼にあったことがあります。今、図鑑でそのバッタを探してみると、どうやらこのクビキリギスの様です。
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クビキリギス.細長いバッタ(2007/09/23)

 頭の先が尖っており、口が赤いのがこのバッタの特徴、触角も赤く、また、脚も少し赤味がさしています。Internetで検索すると、「口紅をしたネズミ男」と形容しているサイトが幾つかありますが、ナルホド!!と言う感じです。
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クビキリギスの頭部.口が赤く、触角も赤い(2007/09/23)

 このバッタは他の多くのキリギリスの仲間とは異なり、このまま成虫で越冬します。ですから、寒くなって来ても至って元気です。冬を越して春5月頃、低木に登ってジィーンと鳴くそうです。

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2007年10月11日 (木)

ナガメ

 昨日に続いて今日も「四丁目緑地」に居たカメムシを紹介します。ナガメ、体長7mmの小さなカメムシです。
 ナガメと言うと、「眺め」、「長目」を連想しますが、正しくは「菜亀」で、菜っ葉に付く亀虫の意です。アブラナ科の野生、栽培植物に寄生します。一応、ダイコン、カブ、ナタネ、キャベツなどのアブラナ科栽培野菜の害虫とされていますが、大発生して甚大な被害を与えることは無いらしく、害虫としては殆ど研究されていない様です。

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オオイヌタデの葉に止まるナガメ.
(クリックすると拡大写真が表示されます.以下同じ)
(2007/10/04)

 このナガメが居たのは、アブラナ科ではなくタデ科のオオイヌタデで、多くは花に付いていました。個体数は昨日のハリカメムシよりも若干少ない程度で、「四丁目緑地」に行く度にほぼ毎回見ることが出来ました。
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上の個体を横から見たところ.上からは見えない白斑が
全体の色彩を引き締めている(2007/10/04)

 かなり敏感な虫で、一寸刺激を与えると直ぐに飛んで逃げてしまいます。もう少し色々な部分を撮りたかったのですが、何時も途中で逃げられてしまい、充分撮影することで出来ませんでした。
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別の日にオオイヌタデの花に居たナガメ(2007/10/05)

 昨日のハリカメムシはヘリカメムシ科に属しますが、ナガメの所属はカメムシ科です。カメムシ科としては、アカスジカメムシ等と並んで、かなり模様の派手な方と言えるでしょう。
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正面から見たナガメ.口吻を花に刺しているように見える(2007/10/05)

 「四丁目緑地」では先日除草が行われました。しかし、幸にしてタデ類が生えている柵の奥はそのまま残っています。御蔭で、虫達もそのまま、このWeblogで紹介することが出来ます。

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2007年10月10日 (水)

ハリカメムシ

 今日はまた「四丁目緑地」に居た虫の話です。ヘリカメムシ科のハリカメムシ、体長10~12mm程度の比較的小さいカメムシです。
 イネ科、タデ科の植物に寄生し、イネにも被害を与えるとのことですが、特に害虫として注目される程では無い様です。。

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ハリカメムシ.体長11mm程度.
(クリックで拡大写真表示、以下同じ)
(2007/10/04)

 「四丁目緑地」には、オオケタデ(オオベニタデ)、オオイヌタデがそれぞれ数10本生えているせいか、行く度に見かけました。かなり居る様です。
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オオイヌタデの花にいたハリカメムシ(2007/10/05)

 肩の先がツノカメムシの様に針状に尖っていますが、ヘリカメムシ科にはこの様な形をしたカメムシが他にも沢山あります。中々カッコイイカメムシだと思いませんか。
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斜め横から見たハリカメムシ(2007/10/04)

 横から見てみると、まるで箱に脚が生えたみたいです。体や脚には殆ど毛が生えていないのが分かります。
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真横から見たハリカメムシ(2007/10/04)

 今度は正面から見てみましょう。普通のカメムシとは一寸違い、凸凹の少ないツルリとした顔をしています。カメムシは結構面白い顔をしていることが多いのですが、このカメムシの顔は余りに簡単で、撮っても余り面白くありませんでした。
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正面から見たハリカメムシ(2007/10/04)

 「四丁目緑地」で撮影したカメムシはこれでまだ2種目ですが、他にも沢山のカメムシが居ました。今後暫くカメムシが続くかも知れません。

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2007年10月 9日 (火)

キタヒメヒラタアブ(交尾)

 暫く「四丁目緑地」の虫ばかりを掲載していましたから、今日は違う場所の虫を紹介します。
 我が家から「四丁目緑地」に行く途中にある5丁目の空き地に居たキタヒメヒラタアブの雌雄です。交尾中の写真を撮るのは余り趣味に合いませんが、雌雄で丸で模様が違っているのが印象的だったので撮影しました。

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キタヒメヒラタアブの雌雄(クリックで拡大)
(2007/09/23)

 左側にいる左右の複眼が接しているのが雄で、雌では右の様に複眼が互いに離れています。
 ヒラタアブ類の腹部の模様は個体によりかなりの変異があります。一般に雄は横紋が薄いことが多い様ですが、この雄の様に殆ど消失しかかっているのは珍しいのではなかと思います。雌の方はごく普通のパターンです。
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上の写真を横から見たもの.左右が反対になっているので御注意(2007/09/23)

 このヒラタアブを撮影した空き地は、今年の春にニワゼキショウを撮った所です。定期的に除草するらしく、虫は余り居ませんでした。

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2007年10月 6日 (土)

ハラビロカマキリ

 「四丁目緑地」に生えているオオケタデには、大小様々な昆虫が沢山やって来ます。当然、虫が沢山集まれば、その捕食者も何処からともなく現れます。
 クサカゲロウの幼虫やテントウムシの様なごく小さな捕食者も居ましたが、カマキリ類も4頭以上見付けました。
 今日は、その内からハラビロカマキリを紹介します。

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オオケタデにぶる下がるハラビロカマキリ.クリックで拡大(2007/09/28)

 ハラビロカマキリは、その名の通り、体長に比して幅の広いカマキリです。体長はオオカマキリやチョウセンカマキリよりもかなり小さく6~7cmしか有りませんが、幅の方はオオカマキリ等と同じか、或いは、やや太めかも知れません。
 特に獲物の多きときなどには、お腹はパンパンに膨れて、幅1.5cm位にもなります。
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ハラビロカマキリの顔(別個体).オオカマキリよりも丸味があり柔和(2007/09/28)

 先日、我が家にいたハラビロカマキリとオオカマキリを観察したところ、ハラビロカマキリは非常に徹底した待ち伏せ型で、獲物が余り来なくても同じ所に何日も留まって居ました。一方、オオカマキリは徘徊型と言うべきで、虫が沢山来る花の上でも、彼方此方歩き回って捕食しており、虫が沢山来るにも拘わらず、2日したら行き方知れずになってしまいました。
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上の写真と多分同じ個体.約1週間後(2007/10/04)

 このオオケタデにしがみついているハラビロカマキリも、2週間以上殆ど同じ所で逆さにぶる下がっていました。恐らく、今でも同じ場所に居ることでしょう。

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2007年10月 5日 (金)

キゴシハナアブ

 今日は「四丁目緑地」のオオイヌタデに訪花していたキゴシハナアブを紹介します。Internetで検索すると沢山ヒットするので決して珍しいハナアブでは無い様ですが、この辺りは余り見た記憶がありません。しかし、その後も同じ場所で何回か見かけましたから、結構普通に居るハナアブの様です。

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キゴシハナアブ(その1)(2007/09/23)

 写真は沢山あるので、大盤振る舞いです。なお、写真をクリックすると、横幅、或いは、縦幅750ピクセルの拡大写真が別枠で表示されます。
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キゴシハナアブ(その2)(2007/09/23)

 中々綺麗なアブで、全身に毛が生えています。複眼にも細かい毛が無数に生えています。複眼に毛のあるアブは珍しくありませんが、眼に毛が生えていて、よく見えるのでしょうか、不思議です。
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キゴシハナアブ(その3)(2007/09/23)

 このアブの複眼の個眼には、色の濃いのと、薄いのと2通りあります。何故色の違いが生じているのでしょうか?
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キゴシハナアブ(その4)(2007/09/23)

 アブの仲間には、オオツマグロキンバエ、アメリカミズアブ、オオハナアブの様に眼に複雑な縞模様のある種類がかなり居ます。これも何故模様があるのか、模様が邪魔して見え難くはないのか、全く虫の世界は良く分からないことだらけです。
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キゴシハナアブ(その5)(2007/09/23)

 正面から撮った写真を最後に載せましょう。複眼の配列がよく見えます。しかし、ハナアブ類の顔は余り可愛くないですね。
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キゴシハナアブ(その6)(2007/09/23)

 国分寺崖線の下に位置する「四丁目緑地」には、まだまだ色々な虫が来ていました。当分ネタには事欠かないようです。

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2007年10月 3日 (水)

オオミノガの幼虫(オオミノムシ)

 「四丁目緑地」に生えているオオケタデ(オオベニタデ)に懐かしい虫が付いていました。オオミノムシ、オオミノガの幼虫です。昔は冬になると、庭の木々の彼方此方にこのオオミノムシがぶら下がっていて、中々風情があったものです。もうこの様な大きなミノムシを見なくなってからどれ位経つでしょうか。20~30年ぶりと言う感じがします。
 大阪方面では、中国で天敵退治に導入されたと言うオオミノガヤドリバエが侵入して、オオミノガは壊滅状態だそうですが、この辺りでは、それ以前から著しく減少していると思います。

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オオケタデに付いたオオミノガの幼虫(2007/09/23)

 オオケタデに一生懸命くっ付いているミノムシを剥がすのも気の毒なので、今日はこの写真1枚だけです。
 このまま越冬して、来年の夏頃に羽化するのだそうですが、チャンと成虫になって欲しいものです。

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