カテゴリー「昆虫(蝶)」の9件の記事

2010年10月23日 (土)

ツバメシジミ(Everes argiades:雌)


 先日紹介した「第一成城七丁目ファミリー農園」の跡地に生えているイヌタデの群落で、久しぶりにツバメシジミ(Everes argiades:シジミチョウ科(Lycaenidae)シジミチョウ亜科(Lycaeninae)ヒメシジミ族(Polyommatini))に出遭いました。雌の個体でした。私が子供の頃(昭和30年後半)は極く普通種で、我が家のハギの花などにもよく来ていたのですが、私が北海道へ行っている間に何故か居なくなってしまいました。東京へ帰ってきて約20年、その間、実に1度も見ることが出来ませんでした。


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横から見たツバメシジミの雌.焦点が僅に外れている

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/05)



 イヌタデの花は幾らでも咲いていますし、撮影する時間は充分あると思って油断していたところ、雄のヤマトシジミらしきものが突如として現れ、もつれ合って隣の家に行ってしまいました。御蔭で、写真の枚数は少なく、品質も良くありません。

 特に真横から鮮明な写真が撮れなかったのが何とも残念です。しかし、現在ツバメシジミはこの辺り(東京都世田谷区西部)では「珍種」の部類に入りますから、紹介することにしました。

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最初に撮った写真.肉眼的にはもっと黒く見えた

夏型で青色鱗を欠く.後翅後縁の赤色斑は顕著

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/05)



 この辺りにツバメシジミが居なくなったのは、夏に咲くマメ科の雑草が少なくなったせいだと思っていました。しかし、学研の「日本産蝶類標準図鑑」を見ると、食草になるマメ科植物(新芽、花蕾、実)の種類はボーダイで、夏に食草が無くなることはない様です。

 分布は西南諸島を除く日本全土ですから、最近問題にされている温暖化とも関係はないでしょう。一体、何が理由で居なくなったのでしょうか。

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翅を少し開いて留まることが多い

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/05)



 ヤマトシジミとは異なり尾状突起があって、雄の表面の色ももっと鮮やかです。私の最も好きなシジミチョウの一つなのですが、最近は見る機会が無く、残念に思っていたところです。この次は、ぜひ雄を見て(紹介もして)みたいと思っています。

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花の上をクルクル回って中々焦点を合わせられない

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/05)



 なお、ここでは所属をシジミチョウ亜科(Lycaeninae)としましたが、Lycaeninaeはベニシジミ亜科とし、ヒメシジミ族はヒメシジミ亜科(Polyommatinae)に属すとしているサイトもあります。ここでは、先の学研の図鑑に従い、シジミチョウ亜科(Lycaeninae)としておきました。


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2008年7月20日 (日)

アカボシゴマダラ


 今日は「三ツ池緑地」で撮った写真を出すつもりだったのですが、昼前に最近話題のアカボシゴマダラを撮影したので、これを急遽掲載することにしました。

 昨日、少し体を鍛えようと、わざわざ一番暑い最中に、北の7丁目にある家庭菜園の方に散歩に行きました。どうせ大したものは居ないだろうと思っていたので、カメラは持って行かなかったのですが、これが失敗で、ホソヘリカメムシや木の枝にぶら下がって肉団子を作っているモンスズメバチを撮影し損ねてしまいました。モンスズメの方は諦めるしかありませんが、ホソヘリカメムシの方は、家庭菜園に沢山居たので、1日経ってもまだ居るはずです。そこで、また今日の午前中にカメラを持って出かけました。アカボシゴマダラを撮ったのは、その帰りです。


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アカボシゴマダラ.この個体は夏型なのに赤斑が非常に弱い

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/07/20)



 大きな蝶で、白黒の筋が目立ち、ゆっくり飛び回るので、始めはマダラチョウの仲間が現れたのかと思ってビックリしました(アカボシゴマダラはゴマダラチョウと同属でコムラサキ亜科(Apaturinae)、マダラチョウ類はアサキマダラの仲間でマダラチョウ亜科(Danainae)に属し、同じタテハチョウ科でもゴマダラチョウとはやや遠い関係にある)。

 場所は、「七丁目緑地」の南側の出入り口の近く、成城大学のラグビー・グランド(大学とは少し離れている)の横です。

 私は、動植物の写真を撮るときには、人工物を視野に入れないのを基本にしています。最初に撮った写真にはグラウンドの柵の金網が写っていたので撮り直したのですが、これが何と、触角が途中で切れているのともう1枚は後ピン、使えるのは最初の金網が写っているのだけでした。本来ならば没にするのですが、若干のニュース性もあるかも知れず、恥を忍んで掲載する次第です。

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アカボシゴマダラの顔.一寸変わった顔をしている

口吻が黄色なのはゴマダラチョウと同じ(2008/07/20)



 この蝶、勿論本来はこの辺りにいる種類ではありません。日本では奄美諸島のみに分布していた蝶で、不思議なことに沖縄には産しません。外国ではヴェトナム北部から朝鮮半島にかけて広く棲息します。

 それが何故か、1995年に埼玉県(1995年)、また1998年からは神奈川県で、目撃や採集の報告が相次ぎ、以降次第に分布を拡げ始めました。温暖化に伴う漸進的な北上ではなく、突如として関東に現れたのです。

 奄美諸島産のアカボシゴマダラと大陸産のでは斑紋、翅形に違いがあり、大陸産は基亜種(名義タイプ亜種)、奄美諸島のは奄美亜種とされています。この関東に出現したアカボシゴマダラは、大陸の基亜種の特徴を持っており、奄美亜種ではありません。誰かが飼育していた大陸産がエスケープした可能性もありますが、かなり多数逃げなければ、以降の繁殖は難しいでしょう。意図的な放蝶の可能性が高い様です。

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口吻は消防用ホースの様に巻かれている(2008/07/20)



 アカボシゴマダラの食草は、関東ではゴマダラチョウと同じエノキです。「七丁目緑地」には大きなエノキがありますから、そこから発生しているのかも知れません。

 アカボシゴマダラはこの辺り(東京都世田谷区西部)でかなり繁殖している可能性があります。と言うのは、今日の早朝、自宅の庭でも、瀕死の個体でしたが、アカボシゴマダラを見付けたからです(これは既に「我が家の庭の生き物たち」に掲載済み)。去年辺りから、何となくゴマダラチョウの数が増えている様に感じていたのですが、増えているのはゴマダラチョウではなく、アカボシゴマダラだったのかも知れません。
 


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2008年7月 3日 (木)

キマダラセセリ


 前回、「今後、少し古い写真でも気にせずに掲載して行くことにします」と書きました。そこで、今日の主役は、昨年の6月に撮ったキマダラセセリにすることにしました。

 キマダラセセリは、最近は住宅地の中では数が少なくなりましたが、国分寺崖線の辺りにはまだかなり居ます。しかし、どういう訳かその後一度も撮影の機会がないので、昨年の写真を出すことにしたのです。


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シロツメクサで吸蜜するキマダラセセリ(春型)

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2007/06/19)



 「三丁目緑地」の斜面に作られた人工の広場に生えているシロツメクサ(クローバー)の花に来ていました。撮影は6月ですから春型です。

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キマダラセセリやイチモンジセセリは普通の蝶とは異なり

こう言う翅の開き方をする(2007/06/19)



 この辺りにいるセセリチョウは、イチモンジセセリが一番多く、ダイミョウセセリがそれに続き、チャバネセセリとこのキマダラセセリは、これらよりかなり少ないと思います。しかし、イチモンジセセリやチャバネセセリは春から秋にかけて分布を北に拡げてゆくので、秋に一番多くなりますが、キマダラセセリやダイミョウセセリには移動性がなく、季節による個体数の変化は余り感じられません。

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ストロボを焚くとセセリの眼には独特の反射模様が出来る(2007/06/19)



 キマダラセセリなどの典型的な形をしたセセリチョウは、真っ正面から見ると中々面白い顔をしているのですが、このキマダラセセリでは撮る機会が無かったのか、写真がありません。何れ別のセセリチョウで紹介しようと思います。


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2008年7月 2日 (水)

ヒメウラナミジャノメ


 今日はヒメウラナミジャノメを紹介します。ありふれた蝶ですし、翅も少し傷んでいますが、このWeblogではまだ蝶を5種しか紹介していないので、掲載することにしました。

 撮影した場所は「四丁目緑地」です。しかし、国分寺崖線に沿った所では何処でも見かけるごく普通の蝶です。


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ヒメウラナミジャノメ.原画を拡大すると鱗粉まで見えるが

この倍率では一寸無理

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/05/22)



 このヒメウラナミジャノメ、不思議なことに我が家を始め、住宅地では最近見たことがありません。昔は普通に居たのですが・・・。今、住宅地にもいるジャノメチョウの仲間は、ヒメジャノメヒカゲチョウ、(サト)キマダラヒカゲの3種だけの様です。

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少し翅が傷んでいるが、完全無欠の個体は少ない(2008/05/22)



 ヒメウラナミジャノメを含め、これらの蝶はみなイネ科の植物を食草としています。しかし、ヒメウラナミジャノメは主に草原に生えるイネ科植物を食べるので、住宅地には棲み難いのかも知れません。

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ヒメウラナミジャノメはこの様に半分翅を拡げて止まることが多い

(2008/05/22)



 ジャノメチョウ類の幼虫は、その殆どが尾部に突起を2本持っています。中にはヒカゲチョウの様に頭にも角を持つ種類も居ます。体には縦縞が何本かあり、かなり特徴的な姿をしているのですが、未だに見たことがありません。その内、捜してみようと思っています。

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吸蜜中のヒメウラナミジャノメ(2008/05/22)



 昨年、一昨年の写真を整理していたら、写真があるにも拘わらず未掲載の儘になっている種類がかなりあることに気付きました。以前にも書きましたが、このWeblogは成城の動植物を紹介するのが目的で、日記としての性格は余りありませんので、今後、少し古い写真でも気にせずに掲載して行くことにします。


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2007年10月23日 (火)

ウラナミシジミ


 考えてみると、今年はまだ1度もチョウを掲載していませんでした。そこで今日は、久しぶりにチョウの登場です。

 ウラナミシジミ、秋になると急にこの辺りに現れるチョウです。昔は住宅地の中の我が家にもよく来ていましたが、段々と少なくなり、ここ数年は見ていません。しかし、「四丁目緑地」には数頭が来て居て、追いかけっこなんぞをやっていました。落ち着きの無い、目まぐるしい飛び方をします。


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コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミ

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2007/10/11)



 以前紹介したオオケタデやオオイヌタデはもう花期を終えています。ウラナミシジミの御目当ては、その横で咲いているコセンダングサの様です。この花は舌状花(キク科植物の頭花の周辺にある「花弁状」の花)の無い冴えない花ですが、蜜が美味しいのか、量が多いのか、チョウはこの花を非常に好みます。昨年も、此処から少し離れたところで、この花に集まる虫を随分と撮りました。

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翅を開くウラナミシジミ(雌)(2007/10/11)



 ウラナミシジミは普段は結構敏感なチョウですが、この時は吸蜜に余程御執心なのか、等倍撮影の距離まで近づいても、まるで逃げようとはしませんでした。そこで、少し下側から撮ってみました。

 我ながら、昔の怪獣映画に出てくる蛾を想い出す迫力です(写真をクリックすると拡大表示されます)。しかし、シジミチョウは顔が愛らしいので、恐いという感じは全くしません。

 写真は沢山あるので、今日も大盤振る舞いです。

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下から見たウラナミシジミ.その1

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2007/10/11)




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下から見たウラナミシジミ.その2(2007/10/11)




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下から見たウラナミシジミ.その3(2007/10/11)




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下から見たウラナミシジミ.その4(2007/10/11)



 ウラナミシジミは春から発生しているのですが、この辺り(東京都世田谷区成城)では夏の終わりか秋にならないと見ることは出来ません。何故かと言うと、越冬出来るのは関東では伊豆や房総の南端に近い暖かい場所のみで、東京都内では冬になると死滅してしまうからです。

 暖かい地方で発生を繰り返しながら次第に北上し、夏の終わり頃になって、ようやくこの辺りへたどり着く訳です。イチモンジセセリやチャバネセセリも同じ様な移動の仕方をします。


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2006年11月 8日 (水)

ベニシジミ


 喜多見との境に当たる国分寺崖線の下側に生息する蝶の中から、今回はベニシジミを紹介します。

 ベニシジミはありふれた蝶ですが、昔から町中では見ない種類なので、30年ぶりに実家に戻ってから崖線下で最初に再会したときは少し感激しました。


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ベニシジミ.今頃綺麗な個体は少ない(2006/10/12)



 ベニシジミの食草はタデ科のスイバ(スカンポ)やギシギシで、確かにこれらは町中の空き地では見かけません。なぜ、町中には生えないのか、考えてみるとちょっと不思議です。何れも帰化種ではなく在来種のせいでしょうか。

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コセンダングサで吸蜜するベニシジミ(2006/10/12)



 ベニシジミの写真は、どういう訳か、余りたくさん撮っていませんでした。普通種中の普通種なので、つい無視してしまったのかも知れませんが、等倍接写の写真が無いところを見ると、かなり敏捷で近づきにくいのが写真の少ない理由のようです。


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2006年11月 5日 (日)

ツマグロヒョウモン


 先日取り挙げたモンキチョウはコセンダングサに来ていましたが、コセンダングサの生えている直ぐ横にセイタカアワダチソウの小さな群落があります。ここにも当然沢山の虫がやって来ています。


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セイタカアワダチソウにやって来た虫たち.ニホンミツバチ、ツマグロキンバエ、
ハナムグリの1種その他が写っている(2006/10/12)



 御覧のように蜂やアブ類が主で、蝶は多くありません。しかし、マグロヒョウモンやベニシジミは結構セイタカアワダチソウも好きなようです。

 今回は、そのうちツマグロヒョウモンを取り挙げることにしました。

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ツマグロヒョウモンの雌.その1(2006/10/16)



 ツマグロヒョウモンがこの辺りに初めて現れたのは2年前の晩夏です。しかし、たった2年間でもう完全に普通種になってしまいました。

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ツマグロヒョウモンの雌.その2.ツマグロキンバエとハラナガツチバチの1種も
一緒に写っている(2006/10/16)



 しかし、こういう綺麗な蝶が普通種になるのは、まァ、結構なことではないでしょうか。もっとも、スミレ愛好家には迷惑千万でしょうが・・・

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ツマグロヒョウモンの雌.その3(2006/10/16)



 雄の写真もあったと思っていましたが、この国分寺崖線下で撮った写真を整理して見ると、何故か雌ばかりでした。


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ツマグロヒョウモンの雄(2006/10/09)



 そこで町中で撮った雄の写真を載せておきます。しかし、どうも蝶のとまっている植物が気に入りません。たとえ帰化種とはいえ野草にとまっている写真の方がずっと素敵に見えます。


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2006年10月25日 (水)

モンキチョウ


 喜多見との境にある国分寺崖線の下側には帰化植物のコセンダングサがあちこちに咲いています。コセンダングサというのは舌状花(キク科の花の一見花弁のように見える部分)の無い冴えない雑草なので特に紹介はしませんが、これに色々な蝶が集まって来ます。他にセイタカアワダチソウも咲いていますが、蝶の多くはコセンダングサの方が好みのようで、このモンキチョウもセイタカアワダチソウでは吸蜜していませんでした。

 モンキチョウはかつては駅に近い我が家でも普通種でしたが、今では町中の住宅地で見かけることはありません。この辺りではもう絶滅したのかと思っていましたが、崖線下には沢山いて安心しました。


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コセンダングサの花にとまるモンキチョウ(2006/10/10)



 昔は上の写真の様な黄色っぽいのが雄、下の写真の様な白いのが雌とされていました。しかし、黄色い雌もいることが分かり、雄雌の区別は少し面倒になりました。正確な判別をするにはゲニタリア(交尾器)を見る必要があるようです。

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白いのはモンキチョウの雌(2006//)



 下の写真の様に、黄色同士で交尾しているものも見かけました。下の方のは、何処にもとまらず、ただぶら下がっているだけです。昆虫の世界では、こういうのは大概雄です。

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黄色の雄と黄色の雌が交尾中(2006//)



 モンキチョウの食草はマメ科の植物で、かなり広範な種類を食べます。町中の空き地で育っても不思議ではないのですが、最近は何故かマメ科の雑草が少なくなっています。やはりマメ科の植物を食べるツバメシジミが居なくなったのも同じ理由によるのかも知れません。


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2006年9月15日 (金)

はじめに+ヒメジャノメ


 最近は、どうも家にこもって何やらゴソゴソやっている毎日で、買い物も生鮮食料品以外は殆どがインターネット。それで「蟄居居士」と称しておりますが、これでは体に良くないのは当たり前。

 そこで散歩がてらに生き物の写真でも撮って最近ハヤリのWeblogで皆さんにお見せしたら、少しは義務感も出て家の外へ出るのではないか、と考えた訳です。



 「成城」と言うと、何か特別なものを連想する方も居られるかも知れません。しかし、これは単に載せた写真の撮影場所が成城と言うことだけです。動植物の写真を撮っても、成城では地方と較べて種類は多くないし、珍種も居るはずないし、地方を舞台にしたWeblogと比較されると、普通種の写真ばかり並べて何をやっとるのか、と言うことになってしまいます。「成城」の名を付けたのは、東京都下の成城にも結構様々な動植物が居ますよ、と言うことを強調したかったからです。



 「動植物」と言っても、基本的に野生或いは帰化して自然に生きている動植物が中心です。庭に植えられているサツキやツバキなどでも、最近では余り見ることのない昔の園芸品種は含めることにします。

 成城にはタヌキやハクビシンも住んでいます。こういうのを撮影出来る機会は限りなく零に近いですが、出来れば載せたいものです。



 第1回目なので、アッと言うようなものを採り上げたいのですが、ここしばらく雨降りの日ばかりでろくなものが撮れません。仕方ないので、我が家の庭で撮ったヒメジャノメの写真を挙げることにします。




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アヤメの葉にとまるヒメジャノメ(2006/09/14)

 成城に棲むジャノメチョウ科の蝶としては、他にナミヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ等があります。しかし、最近では数が少なくなりました。

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アヤメの葉の上で少し羽を開いたヒメジャノメ(2006/09/14)


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ヒメジャノメの顔(2006/09/14)

 ただの写真を出しても面白くないので、マクロレンズで頭の部分を接写してみました。結構、おどけた顔をしています。しかし、毛むくじゃらですな。


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