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2010年11月 6日 (土)

ホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta


 今年の夏は異常に暑かったそうで(私は日本に居なかったので実感はありません)、そのせいか、花の咲く時期がかなり遅れている様です。

 一昨年、サザンカの花に訪れる蛾やハチを何種か掲載しましたが(先日の「オオスズメバチ(雄)」もそのサザンカに来ていました)、これらを撮影したのは10月21~27日です。ところが、昨日そのサザンカを見に行ったところ、今年は今頃になって漸くポツポツと咲き始めた程度、2週間以上遅れています。

 このサザンカの花には色々な虫が来るので大いに楽しみにしているのですが、一昨年撮影してまだ掲載していない種が少し残っています。新たに写真を撮る前に、昔の写真を掲載してしまいましょう。なお、昨年はサザンカの剪定時期が遅かった様で開花が殆ど無く、写真は撮っていません。


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サザンカの花で吸蜜するホシホウジャク

吻が長いので余裕を持って吸蜜している

(写真クリックで拡大表示)

(2008/10/23)



 今日は、ホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)です。ホシホウジャクは、既にこのWeblogを始めた4年前に掲載してあるのですが、そこで紹介した写真は、8年前(2002年)にコンパクトカメラで撮影したもので、色が余り良くありません。今日の写真は、サザンカの花色も美しく、それなりに意義があると思い、敢えて重複掲載をすることにした次第です。

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少し近づいて撮影.体を覆っているのは鱗粉ではなく毛

(写真クリックで拡大表示)

(2008/10/23)



 同じサザンカに来ていたホシヒメホウジャクを2年前に掲載しましたが、この蛾は口吻が短く、花の中に顔を突っ込んでいました。それに対してホシホウジャクは口吻が長いので、余裕をもって吸蜜しています。

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ホシホウジャク君の顔を等倍撮影.目の模様が印象的

(写真クリックで拡大表示)

(2008/10/23)



 ホシホウジャクの生態等については、「ホシホウジャクの幼虫(5齢=終齢)」に詳しく書きましたので、此処では省略します。

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「虫我像掲示板」に掲載されている蛾LOVE氏のお話に拠ると

この写真の様に尾端が分かれているのは雄

触角は雌(次の写真)よりもやや太い

(写真クリックで拡大表示)

(2008/10/23)



 ホシホウジャクは、スズメガ科(Sphingidae)ホウジャク亜科(Macroglossinae)のホウジャク属(Macroglossum)に属します。この属だけで13種もありますが、基本的に南方系のグループらしく、多くは南西諸島以南に産し、本州に産するものは僅か5種だけです。

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尾端が分かれていないのは雌

触角は雄よりもやや細い

(写真クリックで拡大表示)

(2008/10/26)



 ホウジャク亜科には44種が属し、スズメガ科(80種)の半数以上を占めています。オオスカシバの様な見るからにホウジャク類に近そうな種類も居ますが、キイロスズメ、ヒメスズメ、ベニスズメ、セスジスズメの様な如何にもスズメガ的な種類も入っています。

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上と同一個体

(写真クリックで拡大表示)

(2008/10/26)



 今日掲載した写真の最後の2枚は、以前、蛾LOVE氏のHP「ある蛾屋の記録」の「似た蛾の比較図鑑」の中にある1ページ「ホシホウジャクとクロホウジャク 」用に提供した写真です(蛾LOVE氏は「虫我像掲示板」の主催者でもあります)。掲載画面の関係上、此方の方が余裕があるので写真を少し大きくしてあります。


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