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2010年4月13日 (火)

マルトビムシの1種(その2)


 10日、11日と春らしく晴れた日が続きましたが、生憎色々な用事があって、虫撮りに出かけることが出来たのは11日の3時近くになってからでした。久しぶりに「みつ池緑地」に寄ってみました。夏にはホタルの発生する「神明の森みつ池特別保護区」の上側に隣接する公園の様な緑地です。

 小さなキウリグサ(キュウリグサ)が沢山咲いており、その径3mm位の小さな花にもっと小さなケシ粒の様な虫が来ていました。マルトビムシ科(Sminthuridae)の1種です。


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「みつ池緑地」のキウリグサの花に来たマルトビムシ科の1種

花の直径は約3.0mm、マルトビムシの体長は1.0mm

(写真クリックで拡大表示)

(2010/04/11)

 体長は1.0mm、普通の等倍接写では一寸キツイ大きさです。しかし、最近はテレプラスを持って行くことにしていますので、大して高精度ではありませんが、何とか細部も見える写真を撮ることが出来ました。



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隣の花にもマルトビムシがやって来た

色は少し違うが同種であろう

(写真クリックで拡大表示)

(2010/04/11)



 以前、タラヨウの葉裏で越冬中の「マルトビムシの1種」を紹介しましたが、そのマルトビムシにかなり似ています。しかし、同じ種類か否かはについては、何らの情報もなく、判断のしようがありません。

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もう少し接近.隣のマルトビムシが此方を向いている

(写真クリックで拡大表示)

(2010/04/11)



 余りに小さいので容易に目に付きませんが、かなり彼方此方のキウリグサの花に来ている様でした。上の写真では、隣の花に来ている別の個体が写っています。色がかなり違いますが、多分、同じ種類でしょう。

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花の中に頭を突っ込むマルトビムシ

花粉を食べているものと思われる

(写真クリックでピクセル等倍)

(2010/04/11)



 日本産トビムシは、Wikipediaに拠れば、14科103属約360種が記録されているとのことです。多くは腐植質を食べますが、北隆館の圖鑑に載っているトビムシ目(粘管目)の解説を読むと、「口器の形態から咀嚼摂食性、吸収食性、捕食性に区分され、消化管内には腐植質、菌類の胞子や菌糸、花粉、土壌、動物質などが見られる」と書かれています。

 Webで調べると、花粉を食べているマルトビムシの写真が少しですが見付かりました。今日の写真では、花の中に頭を突っ込んでいるだけで何をしているのかは良く分かりませんが、やはり花粉を食べているのでしょう。

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キウリグサの花の上を歩くマルトビムシ

(写真クリックでピクセル等倍)

(2010/04/11)



 トビムシは代表的な土壌性昆虫です。しかし、圖鑑に寄れば、「海岸の岩礁上や砂礫の中、氷雪上、極地、アリやシロアリの巣穴、洞穴内のグアノなど」に生息する種類もあり、また、「土壌と樹上間を季節的に上下移動する種類も知られ」ているとのことです。この写真のマルトビムシや以前紹介した「マルトビムシの1種」も、或いは、土壌と植物体上を往復しているのかも知れません。

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頭部と腹部の両方に焦点があったのはこの1枚のみ

数個の小眼からなる眼斑を形成する

(写真クリックでピクセル等倍)

(2010/04/11)



 今日は、また、良い天気になりました。漸く、本格的な春がやって来た様です。サッサと投稿を済ませて、虫撮りにでも出かけることにしましょうか。


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