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2010年3月19日 (金)

ゴボウハマキモドキ(Tebenna micalis


 火曜日(16日)の朝から体の調子を崩して、3日ほど寝込んでしまいました。連続更新は敢えなく9日で中断です。

 今日は、また、一昨年の晩秋に撮った蛾を紹介します。ゴボウハマキモドキ(Tebenna micalis)、体長約3.5mm、翅端まで5mm弱、開張は図鑑に拠れば8~10mm、ハマキモドキガ科(Choreutidae)ハマキモドキガ亜科(Choreutinae)に属す昼行性の小蛾です。


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菊の花を訪れたゴボウハマキモドキ.少し翅を拡げている

翅端まで5mm弱.銀色に光る斑紋が散在する

(写真クリックで拡大表示)

(2008/11/23)



 七丁目にある世田谷区の家庭菜園に植えられている菊の花に来ていました。小さいですが、前翅に銀色に光る部分があり、良く見ると結構綺麗な蛾です。

 全体的に茶色を基調とするものが多いと思いますが、灰色を帯びる個体もある様です。この写真の場合は、黄色い菊の花が背景になっている為、黄色カブリを起こして少し変な色になっています。以前紹介した「シマバエ科の未記載種(その2:Steganopsis sp.2」と同じで、黄色カブリの写真は、トーンカーブを使って色補正をしても、本来の色から少しずれた色になってしまいます。

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翅を閉じたゴボウハマキモドキ

(写真クリックで拡大表示)

(2008/11/23)



 前翅にある銀色の部分の位置や数は、個体によりかなりの変化があります。少し前に、もう一つのWeblogで同じゴボウハマキモドキを紹介していますが、今日の写真の個体よりも、紋の数が少なくなっています。

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横から見たゴボウハマキモドキ

小さいので鱗粉が大きく見える

(写真クリックで拡大表示)

(2008/11/23)



 保育社の古い蛾類図鑑を見ると、「害虫として農業昆虫の書物に載っている」と書かれています。しかし、「"ゴボウハマキモドキ" 駆除」をキーワードにしてGoogle検索しても、有効なヒットは一つもありませんでした。殆ど、問題にならない程度の害虫なのでしょう。

 この辺りでは、私の子供の頃から現在に至るまで、ゴボウは全く植えられていません(砂地でないと真っ直ぐにならないし、収穫が大変)。ゴボウは独特の植物なので見れば一目で分かります。図鑑に拠れば、「各地で幼虫は種々の菊科植物にいるが、特にアザミに多いとある」とあります。ゴボウは、本来は薬用植物として支那から渡来した植物で、アザミ族に属します。恐らく、本来はアザミを中心的な食草としていたのが、渡来したゴボウも食べる様になったのでしょう。

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正面から見たゴボウハマキモドキ

余り可愛い顔をしていない

(写真クリックで拡大表示)

(2008/11/23)



 ここ数日暖かい日が続いて、兪々本格的に春になって来た様です。これからは、少し春らしい植物なども掲載したいと思っています。


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