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2010年3月10日 (水)

シバツトガ(Parapediasia teterella

 今日は、また一昨年(2008年)の写真です。シバツトガ(Parapediasia teterella)、ツトガ科(Crambidae)ツトガ亜科(Crambinae)に属す小さな蛾で、芝の害虫としてよく知られています(以前はメイガ科ツトガ亜科とされていました)。
 撮影したのは七丁目の世田谷区の家庭菜園(第2)、9月の上旬ですからまだ暑い盛りです。この時は、かなりの数が飛んでいましたが、昨年は余り見なかった様に記憶しています。年により、発生量にかなりの変動があるのかも知れません。

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七丁目の家庭菜園に居たシバツトガ
シバの害虫として知られている
(写真クリックで拡大表示)
(2008/09/08)

 白っぽい蛾で、翅の大部分には明瞭な斑紋は有りませんが、前翅の翅端近くに小さな暗色斑が等間隔で並ぶのが特徴です。
 小蛾と云っても、下唇鬚(頭部の前方に突き出ている刷毛の様なもの)の先端から翼端まで約8mmです。このWeblogで紹介している昆虫としては大きな方で、この程度の大きさがあると写真を撮る方も気が楽です。
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前翅の翅端付近に暗色の小班が規則的に並ぶ
前翅の中央付近に不明瞭な暗色斑がある
一部に黄色い鱗粉が認められる
(写真クリックで拡大表示)
(2008/09/08)

 このシバツトガ、手元の蛾類図鑑や幼虫圖鑑には載っていません。と云うのは、この蛾は1964年に米国ジョージア州から芝と共に入った、かなり新しい移入種だからです(ビンボーなので新しい図鑑は買えません)。
 芝の害虫としてかなり恐れられている様です。しかし、この家庭菜園には芝は植えられていません。かなりの数が居たところを見ると、菜園の隅に生えているイネ科の雑草に寄生していた可能性もあります。
 よく考えてみると、近くに芝を植えた生産緑地があります。恐らく、そこからやって来たと考える方が順当でしょう。
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前から見たシバツトガ.一寸首を傾げている
(写真クリックで拡大表示)
(2008/09/08)

 家庭菜園は、色々な虫が居るので、私にとっては有難い撮影場所です。しかし、必然的に菜園に植えられた野菜に付く虫が多いので、その結果として農業害虫(例えば、ウリハムシホソヘリカメムシ)の紹介をしている様な感じになってしまいます。今後も農業害虫を扱う機会が多いと思いますが、まァ、それはそれで役に立つかも知れません。

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