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2010年1月30日 (土)

ツリガネヒメグモ(?)の幼体


 前回は少し頑張り過ぎたので、今日は簡単な(写真が少ない)ものにします。

 四丁目の不動坂下に植えられているヤツデの葉裏に居たクモです。撮影したのは昨年の暮れ。体長2mm弱、腹部が丸くて脚が短く、最初見たときはダニの1種かと思いましたが、良く見るとクモでした。

 ヒメグモの1種と思い、家に帰ってから文一総合出版の「日本のクモ」で種類を調べたのですが、良く分かりません。


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ツリガネヒメグモ(?)の幼体.ヤツデの葉裏に居た

体長2mm弱、始めはダニかと思った

(写真クリックで拡大表示)

(2009/12/19)



 始めは、葉裏にいるクモと云うことでシモフリヒメグモかと思いました。しかし、色々調べてみると、どうも腹部の模様が違う様です。クモに関しては相当の初心者なので、図鑑で彼方此方探してみると、他にカラカラグモやカレハグモなどにも似ています。この2種のクモについては、Web上に写真が少なく、何とも判断できません。実は、クモに関しては、東海大学出版会から最近出た「日本産クモ類」と云う専門的な本があります。この本を見ればかなり詳細が分かるのではないかと思うのですが、高くてまだ買っていませんし、近くの図書館にも置いてありません。

 そこで、「クモ蟲画像掲示板」に御伺いを立ててみました。

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ヤツデの葉裏に張った網を渡るツリガネヒメグモ(?)の幼体

(写真クリックで拡大表示)

(2009/12/19)



 早速、きどばんさんが対応して下さいました。「体形と歩脚長のバランス等から中齢以前のヒメグモ類幼体のよう」との御話です。やはりヒメグモだった様ですが、中齢以前の幼体とは思いませんでした。クモの幼体と云うのは成体とはかなり異なることが多く、図鑑にも余り出ていないので、素人には良く分からない世界です。更にきどばんさんに拠ると、「腹部背面及び腹面の様子からツリガネヒメグモ幼体である可能性が最も高いと思われます」とのことです。ツリガネヒメグモやカラカラグモの写真も添付して下さり、実際、前者はこの写真のクモとよく似ていました(カラカラグモの写真はかなり違っていました)。しかし、「ツリガネヒメグモの幼体」と断定はされていないので、ここでは和名の後に「?」を付けておくことにします。

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左はヤツデの中肋.クモの小ささが分かる

(写真クリックで拡大表示)

(2009/12/19)



 「日本のクモ」でツリガネヒメグモ(Achaearanea angulithorax:ヒメグモ科)を見てみると、♀成体は第1歩脚が非常に長い(体長の2倍以上)クモでした。写真のクモ(幼体)とはかなり違います。また、解説には「崖地、石垣、樹木の根元付近、倒木や樹木にできた祠などに、土、砂、木くず、食べかすなどで吊鐘状の住居を作り、その中に潜む」とあります。木の葉裏とは随分違う環境です。きどばんさんに拠ると、「若齢に近い幼体は成体とは異なる場所に生息していることがしばしば見受けられます」とのこと。形態ばかりでなく生態も違うとなれば、これはもうお手上げです。やはり幼体と思しきクモは敬遠しておいた方が無難な様です。


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