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2010年1月16日 (土)

キンイロエビグモ

 チャタテムシが2回続きましたので、今日は気分を変えてクモを紹介することにします。
 エビグモ科のキンイロエビグモ(Philodromus auricomus)です。国分寺崖線下側の3丁目にあるケヤキの樹皮下に居ました。

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ケヤキの樹皮下に居たキンイロエビグモ.体長は約5mm
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(2010/01/08)

 このキンイロエビグモには色彩の異なる2つの型があり、この個体は白型、或いは、腹白型と呼ばれるもので、他に金色型と云うのがあるそうです。
 図鑑等に拠ると、金色型は白型を全体的に黄褐色にした様な色合いをしています。名前には「キンイロ」とありますが、金色はしていません。
 写真の個体は普通の白型にしてはやや濃い色をしています。しかし、越冬中の個体は一般に濃色になるらしいので、白型で間違いないと思います。
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シッカリと樹皮にしがみ付いている
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(2010/01/08)

 クモには普通4対8個の単眼があり、その配列には色々なパターンがあります。このキンイロエビグモでは、前中眼と前側眼がほぼ同じ大きさで前方やや側方を向き、後中眼はその後にあって上向き、後側眼はかなり側方に寄っており横を向いています。
 これは以前紹介したカニグモ科のワカバグモにかなり良く似た配列です。しかし、向いている方向は僅かに異なる様です。
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キンイロエビグモの顔
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(2010/01/08)

 このキンイロエビグモは、先日「四丁目緑地」でも見付けました。写真の個体はケヤキの樹皮下に居たものですが、「四丁目緑地」では植木に巻いたコモの下にいました。文一総合出版の「日本のクモ」には、本種は「各地のわら巻き調査で最優占種になっている」と書かれています。
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斜めから見たキンイロエビグモ
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(2010/01/08)

 この図鑑に拠れば、活動期には「都市部~山地まで広く生息。神社、寺院、学校、庭園、口縁、人家の周辺、街路樹、樹林地、林道などの樹木の樹皮面、枝葉上、草の葉上などを歩き回って獲物を探す」のだそうです。
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正面上方から見たキンイロエビグモ.中々カッコイイ
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(2010/01/08)

 ケヤキの樹皮下には色々な昆虫やクモが越冬しています。今後もケヤキ樹皮下の生き物が登場するでしょう。

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