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2009年4月14日 (火)

お知らせ+シマバエ科のProtrigonometopus maculifrons

 明日(平成21年4月15日)より東南アジア方面に2ヶ月程度出張致します。その準備や何やらでこの1ヶ月ほど非常に忙しく、更新はおろか写真を調整する時間もありませんでした。
 結果として、このWeblogもその間暫く御休となります。春に撮った写真がまだ沢山残っているのですが、致し方ありません、来年の春にでも回すことにしましょう。
 写真が無いのも寂しいので、昨年の晩秋(12月4日)に撮ったシマバエ科(Lauxaniidae)シマバエ亜科(Lauxaniinae)のProtrigonometopus maculifronsの写真を出しておきます。撮影したのは「三丁目緑地」の上面にあるシャクチリソバの群落で、時刻は16:21、東京のこの日の日没は16:28分なので、日没直前です。もうかなり薄暗くなっており、虫が良く見えなかったのですが、撮影した写真を見てみると中々綺麗なハエです。ハエは複数居たにも拘わらず、使える写真はこの1枚しか無かったので、その後買い物がてら2~3日様子を見に行ったのですが、再度見付けることは出来ませんでした。

Sp04_081204_063a
シマバエ科のProtrigonometopus maculifrons
(クリックで拡大表示)
(2008/12/04)

 このWeblogとしてはやや大きめのハエで、体長は4mm、翅端まで5.5mm。頭部の剛毛配列や脛節端に剛毛を持つことから、シマバエ科であることは明らかです。しかし、その先は良く分かりませんでした。脛節端付近に2本の剛毛を持つのでHomoneura属かと思ったのですが、背面からの写真1枚では良く分かりません。そこで、何時も御世話になっている双翅目の掲示板「一寸のハエにも五分の大和魂」に御伺いを立ててみました。すると、市毛氏より、このハエはProtrigonometopus属の様で、日本産Protrigonometopus属の種類数や分布から、Protrigonometopus maculifronsではないか、との御回答を頂きました。
 氏によると、「恐らく,北海道~本州に分布しているのは、P. maculifronsP. sexliturisの2種」で、「P. maculifronsは頭部が三角形に近く,触角刺毛は黒色微毛を装い太く見え」、「顔の中央部に1対の大きな斑紋を備え」ており、「日本,北朝鮮,中国に分布、皇居でも確認されている」とのことです、一方、P. sexliturisの方は、頭部が三角形状ではなく、触角刺毛は肥大せず、また、顔の両側には1対の小さな斑紋,触角下部と口器上部にも1対の斑紋を備え、沿海地方と日本に分布するのだそうです。
 写真のハエは、触角刺毛が太いですし、東京付近ではP. maculifronsの記録が彼方此方にあるのに対し、P. sexliturisは全く見つかりませんでした。どうやらこのハエはP. maculifronsで決まりの様です。

 それでは皆様、暫くの御無沙汰となります。春の天候は気まぐれですので、御風邪等召されぬ様、何卒御自愛下さい。

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