« ビロウドツリアブ | トップページ | トラフコメツキ »

2009年3月24日 (火)

コハコベ

 春の雑草、その第2段はコハコベ(Stellaria media)です。撮影したのは、先日のオオイヌノフグリと同じく四丁目の国分寺崖線下ですが、今、町の何処でも開花が見られる雑草の一つです。
 コハコベの同属近縁種によく似たミドリハコベがあります。保育社の植物図鑑のコハコベ(図鑑ではハコベが和名でコハコベは別名となっている)の解説には、「一般にはミドリハコベとともにハコベといい小鳥の餌とする。また春の七草の一つとして正月七日のかゆに入れて食べる」と書かれています。しかし、コハコベは下の写真の様に、地面に匍匐する感じで葉も小さく、どうも私の感覚では、ミドリハコベの方がハコベらしいと言う印象があります。なお、このミドリハコベも近日中に紹介する予定です。

_090319_0_002a
地面を這うコハコベ.花は小さくて良く見えない
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2009/03/19)

 ナデシコ科に属しますから、葉は対生で、花弁は普通5枚です。花は小さく(上の写真では何処に咲いているのか分かり難い)、径は7mm程度、しかし、何時も撮っている小さいハエ(例えばノゲシケブカミバエ)やチャタテムシと較べれば、随分大きな被写体です。
 葉は殆ど無毛です。花柄と茎の片側には白っぽい軟毛が生えており、それが筋の様になっています。これは、保育社の図鑑に拠れば、サワハコベを除くハコベ属(Stellaria)共通の特徴です。
_090315_0_058
コハコベの先端部.花柄や茎の片側に軟毛が生えている
(2009/03/15)

 花を等倍接写してみました。小さいですが、中々綺麗な花です。個々の花弁が2深裂し、一見10枚の様に見えます。花弁の後に毛の生えた萼がありますが、その長さが花弁よりやや長いのがコハコベの特徴です。
_090315_0_070
コハコベの花.花弁と萼は5、花柱は3、雄蕊3
(2009/03/15)

 雌蕊は3つに分かれ、雄蕊は此処に掲載した写真では何れも3本です。しかし、雄蕊の数はかなり変動的で、保育社の図鑑には1~7と書かれています。
 綺麗なので、正面からの写真を3枚載せることにしました。
_090315_0_073
コハコベの花(その2)
(2009/03/15)

_090315_0_074
コハコベの花(その3)
(2009/03/15)

 正面からの写真では、花は平らに見えますが、実際は中心部がかなり窪んでいます。斜め横から撮ると、下の写真の様になります。
_090315_0_084
斜め横から見たコハコベの花
(2009/03/15)

 3月中下旬には6回も写真を撮りに行ったので、また写真が沢山溜まってしまいました。春先は虫よりも花を着けた雑草の方が種類が多いので、今後暫くは植物が続くこともあるかも知れません。

|

« ビロウドツリアブ | トップページ | トラフコメツキ »

植物」カテゴリの記事

植物(草本)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/156274/28779675

この記事へのトラックバック一覧です: コハコベ:

« ビロウドツリアブ | トップページ | トラフコメツキ »