トガリキジラミの1種(その2)
昨年の秋に撮った虫が3回続きましたから、今日は今年撮った虫を出します。トガリキジラミ(トガリキジラミ亜科Triozinae、或いは、トガリキジラミ科Triozidae)の1種です。種名は、残念ながら分かりません。
九州大学の日本産昆虫目録を見るとトガリキジラミ亜科には31種が載っており、その内の23種が本州に産します。また、東京都本土部昆虫目録には10種が登録されています。種類数は多くないのですが、チャタテムシ(例えばこちら)と同様、手元に詳細な文献が無いので、「トガリキジラミの1種(その2)」とするしか手がありません。
![]() トガリキジラミの1種.ミカンの葉裏に居た (クリックで拡大表示、以下同じ) (2009/01/19) |
居たのは、先日の「ケチャタテ科の1種(その2)」やキタモンヒゲブトキモグリバエと同じく、国分寺崖線下の四丁目にあるミカンの木の葉裏です。
体長は、真横から撮った写真が無いので正確には分かりませんが、2mm強、翅端までは3mm強です。トガリキジラミは一昨年の晩秋にも紹介しています。体長はほぼ同じですが、体の模様が明確に異なり、別種と考えられます。
![]() 斜め横から見たトガリキジラミの1種 こう言う半逆立ち状態で体を左右に振っている (2009/01/19) |
ミカンの葉裏に1頭だけ居ました。やはり、半逆立ち状態で体を左右に規則的に振っていました。ヤツデキジラミやトベラキジラミの様なキジラミ亜科では見たことのない行動ですが、以前紹介したトガリキジラミも、我が家の庭で見付けたトガリキジラミ(例えばこちら)も、みな同じ様な「踊り」を踊っていました。この不可解な行動は、どうもトガリキジラミ亜科に共通する様です。
![]() 正面から見た図.結構面白い顔をしている (2009/01/19) |
この日は気温が高く、ハエ類やユスリカ類も動きが活発で、撮影には苦労させられました。このトガリキジラミも撮影の途中にピンッと飛んで、何処かへ見えなくなってしまいました。御蔭で、写真は3枚しか有りません。
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コメント
はじめまして、
何気なくこちらを見てみましたところ、何とトガリキジラミの画像が! ああ、エノキトガリかー、と思ったところ。。。。あああ、メス交尾器が長い!!!!大変だ!!!こいつは私が2000年に厚木の農大キャンパスで発見した寄主植物不明の未記載種じゃないですか。しかも家の近所で見つかるとは。近縁種はエノキトガリキジラミですが、こいつはメス交尾器が短く一見して区別できます。また、台湾のタイワンエノキトガリキジラミが最も似ていますが、別種です。エノキにいるはずですので、探してみてください。いやー、久しぶりに興奮しました。どうも有り難うございました。
投稿: とりおざ | 2009年2月11日 (水) 00時38分