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2008年12月14日 (日)

ヒメコバネナガカメムシ

 先日、「トビムシの1種」を掲載しましたが、今日は同じ日に、同じく「四丁目緑地」に植えられているケヤキの樹皮下に居た小さなカメムシを紹介します。
 ヒメコバネナガカメムシ(Dimorphopterus bicoloripes)、ナガカメムシ科コバネナガカメムシ亜科(Blissinae)に属す体長3.5mmの小さなカメムシです。

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ケヤキの樹皮下に居たヒメコバネナガカメムシ
体長は3.5mmと小さい
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/11/30)

 このカメムシ、「日本原色カメムシ図鑑」には載っていません。似た種類で載っているのはヒメの付かないコバネナガカメムシとスナコバネナガカメムシの2種で、特に後者はこのカメムシに非常によく似ています。この仲間のカメムシは短翅型と長翅型があり、無印コバネの方は短翅型しか写真がないので、余り似ている様には見えないのです。
 しかし、図鑑の解説には、コバネは湿地のマコモやヨシ、或いは、水田のイネ等に寄生するとあり、また、スナコバネの方は、海岸や河川のイネ科植物の根際で発見される、と書かれています。ケヤキの樹皮下とは随分違う環境です。恐らく別種でしょう。
 こう言うときは「カメムシBBS」の御世話になるのが一番です。「カメムシBBS」内を検索してみると、ヒメコバネナガカメムシという種類があり、何れもケヤキの樹皮下で見付けられたものでした。写真のカメムシもこのヒメコバネで間違い無いでしょう。
 ケヤキの樹皮下以外では、地表のコケの下、シダの枯れた部分、スゲなどの生える乾燥した土中等で越冬するのが観察されているとのこと、しかし、活動期に何をしているのかは良く分かっていない様です。
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足早に歩き回るので撮影には苦労した
(2008/11/30)

 写真を撮ったのは非常に暖かい日で、このカメムシ君、陽の当たる樹皮の上を足早に歩き回り、撮影は容易でありませんでした。ストロボで撮っても、陽光を反射する部分はブレが写り込んでしまうのです。片手で陽を遮りながら撮る手もあるのですが、姿勢の関係で一寸無理でした。30枚以上撮って、使える写真はたった2枚、惨憺たる成果でした。

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