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2008年12月24日 (水)

ハラヒシバッタ


 先日メダカチビカワゴミムシを掲載しましたが、今日は同じ日に同じケヤキの木にいたハラヒシバッタを紹介します。尤も、同じケヤキの木と言っても、ゴミムシが居たのは樹皮の裏で、このバッタが居たのは樹皮の表面です。

 以前はこの類のバッタは単にヒシバッタと呼ばれていました。しかし、最近は研究が進んで、ハラヒシバッタ、ヤセヒシバッタ、コバネヒシバッタ、ヒメヒシバッタ等に分けられたとのことです。最も普通なのがハラヒシバッタで、写真のバッタはこのハラヒシバッタとしてありますが、ヒシバッタ類については手持ちの資料がなく、別の種類の可能性もあります。


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ケヤキの樹皮上に居たハラヒシバッタ

体長約1cm.見事な保護色

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/09/24)



 普通ハラヒシバッタを見るのは地面の上か背の低い草の上です。しかし、このヒシバッタは陽の当たるケヤキの木の高さ160cm位の所にいました。或いは、ハラヒシバッタではないのかも知れません。

 これまで余り樹皮の表面にいる虫に興味を持ったことがないせいか、こう言うところにヒシバッタが居るとは全然知りませんでした。実に見事な保護色で、地面に居るときよりも見付けるのがずっと困難です。このヒシバッタは本来樹上生活者ではないのか、と考えたくなる程です。


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側面から見ても分かり難い

(2008/09/24)



 しかし、この写真を撮った後1ヶ月程経ってから、七丁目の「ファミリー農園」で西日の当たるコンクリートの壁にもヒシバッタがかなりの数張り付いて居るのを見付けました。この時は保護色の反対で、その存在はかなり目立ちました。こう言う少し高い陽の当たる所に居るのは、どうやら日向ぼっこが目的の様です。

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背景をぼかして撮れば分かり易い

しかし、肉眼ではこうは見えない

(2008/09/24)



 ヒシバッタ類は直翅目バッタ亜目ヒシバッタ科に属します。バッタの仲間ですが、翅が退化していて飛べません。その代わり太い後腿節を使い、大きさに比してかなりの距離を跳びます。

 飛べないバッタ類としては、他にフキバッタやオンブバッタ等があります。

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ハラヒシバッタの顔.クルマバッタモドキコバネイナゴとは

また少し違った顔をしている(2008/09/24)



 ハラヒシバッタは体色や模様の変化が著しいバッタです。しかし、多くは背中の菱形の部分(肥大した小楯板)の外側に、最初の写真で明らかな様に黒斑が1対あります。

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黒斑の無いヒシバッタ.右後脚が無く、眼が潰れている

(2007/07/24)



 上の写真は昨年の夏に「三丁目緑地」で撮ったヒシバッタです。黒斑が無く、全身ほぼ一様の配色です。右後脚が無く、眼も潰れているので没にしていたのですが、無紋の例として復活させました。ヒョッとすると、別種のヒシバッタなのかも知れません。


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