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2008年12月13日 (土)

ワカバグモ

 今日は久しぶりにクモを紹介します。ワカバグモ(Oxytate striatipes)、何処にでも居る極く普通のクモで、カニグモ科に属します。「三丁目緑地」に群生しているシャクチリソバの葉の上に居ました。クモに関しては初心者なので良く分からないのですが、まだ、幼体か亜成体で、越冬してから成体になるものと思われます。
 第1歩脚と第2歩脚を思いっきり拡げて獲物が来るのをジッと待っていました。ハエトリグモの様に獲物を求めて徘徊することは基本的にない様です。

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脚を拡げて獲物を待つワカバグモ
引き糸が光って見える
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/11/10)

 上の写真では、クモのお尻から出ている糸が写っています。偶々ストロボの光の加減で写りましたが、普段は人の目には見えない「引き糸」と呼ばれる糸です。クモは何時もこの引き糸を出しており、何か突然の衝撃を受けて落下しても、この糸を手繰ることによって元の場所に戻ることが出来ます。
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黄緑色の葉の上に黄緑色のクモで分かり難い
(2008/11/10)

 文一総合出版の「日本のクモ」には、ワカバグモは(昼間は)葉や枝の間に潜み、夕方になると葉の上に出て来て獲物を待つ、と書いてあります。写真を撮ったのは、11月10日の午後2時過ぎです。この日の日の入りは午後4時半過ぎですが、晩秋の太陽の位置は低いですから、クモはもう夕方だと思ったのかも知れません。
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前方から見ると綺麗に左右対称
(2008/11/10)

 多くのクモは4対8個の単眼を持っています。このワカバグモも、頭部を拡大すると、8個の単眼が整然と並んでいるのが見えます。一番手前の内側にあるのを前中眼、その外側にあるのを前側眼、後の内側のを後中眼、後外側のを後側眼と呼びます。
 しかし、原始的なクモの中には6個しか眼を持たない仲間も居ますし、洞窟に棲息する様な種類では眼が退化して眼が無くなっているものもあります。
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ワカバグモの頭部.8個の眼が良く見える
(2008/11/10)

 このワカバグモの眼を良く見ると、前中眼は正面、前側眼は斜め前方、後中眼は上方、後側眼は横上方を向いており、種々の方向を見ることが出来る様になってるのが分かります。ワカバグモで一番大きな眼は前側眼ですが、ハエトリグモでは前中眼が特別に大きく、双眼鏡で覗いている様な感じになります。
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斜めから見た図(2008/11/10)

 今日の写真を撮影したシャクチリソバの群落には、まだ紹介はしていませんが、小型のハエやケバエ(ハエと付いても蚊の仲間です)がかなりの数いて、ワカバグモもこれを目当てにしていた様です。彼方此方の葉上で待機して居ましたが、中には獲物を捕らえているものも居ました。ワカバグモが捕食しているところは、また別の機会に紹介したいと思います。

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コメント

TS様

>緑色のクモははじめてみました。
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 居そうで、以外と緑色のみのクモと云うのは少ない様です。
>パソコンのモニターが気に入っているようです。
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 家の中に棲むアダンソンハエトリが時々モニターにやって来ます。カーソルを餌だと思うらしく、カーソルに飛びかかったり、追いかけたりするので、ついつい遊んでしまいます。

投稿: アーチャーン | 2012年4月 6日 (金) 21時27分

きょう観葉植物を購入したら、このワカバグモがついていたようです。緑色のクモははじめてみました。パソコンのモニターが気に入っているようです。

投稿: TS | 2012年4月 5日 (木) 21時12分

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