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2008年12月 3日 (水)

サザンカ(その2)

 サザンカ(山茶花:Camellia sasanqua)はこのWeblogを始めた頃に一度掲載していますが、今日はまた別の種類のサザンカを紹介しようと思います。六丁目の古くからある御宅に植えられているサザンカで、何れも昔の品種です。何本かある内、3本のサザンカを撮りました。
 なお、サザンカとツバキの違いや品種に関しては一昨年の記事に少し書きましたので、今回は触れないことにします。

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白花一重のサザンカ.葉は小さく原種に近いと思われる
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/11/11)

 これらのサザンカは、何れも葉が非常に小さいのが特徴です。計ってみたところ、最初の木では長さ3.5~4.0cm幅約1.5cm、2番目が長さ4.0~4.5cm幅約2cm、3番目では長さ4.5~5.0cmで幅は約1.5cmでした。かなり原種に近い種類なのでしょう。一応、「日本のツバキ・サザンカ名鑑」を見てみましたが、該当する品種は見つかりませんでした。
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花の拡大(2008/11/10)

 1本目の木はかなり大きく樹高4m位あり、幹は根元から2本に分かれ、太い方は直径20cm近くあり、もう一方も10cm位の太さをしています。
 花の色は真っ白、花弁は5~6枚で細長く、花の中心付近でも花弁の間が空いています。日当たりの良いせいか、非常に沢山の花を着けます。開花は2番目の木よりやや遅いのですが、今ではもう盛りを過ぎてしまいました。
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雨で花粉が流れて花弁が黄色くなっている
(2008/11/10)

 2本目の木は、高さ3m位、根元付近の幹は直径10cm近くあります。根元は太いのですが、木全体としては小振りです。少し日陰に植えられているので花付きは1本目の木ほど良くはありません。花色は桃色で、蕾の時はかなり濃い色をしていますが、開くと薄くなります。花弁の先の方が色が濃く、付け根は白に近い配色です。こう言うのを「縁紅ぼかし」と呼ぶのだそうですが、この方が花弁全体が桃色をしているのより、ずっと品良く感じられます。花弁は5~6枚で、非常に細いのが特徴です。
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紅ぼかしのサザンカ.花弁の縁は桃色だが、基部は白に近い
(2008/11/11)

 開花は3本の中では一番早く、10月中から咲いていました。現在では、花はもう殆ど終わっています。
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上と同じ木.花弁は細長い
(2008/11/06)

 3番目は一番小さく、高さは3m近くありますが、根元近くの幹の直径は5cm程度しかありません。葉の色が他の木よりも少し黄色味を帯びています。一見したところ、葉が随分小さく感じられますが、これは長さに比して幅が狭いせいでしょう。
 花は二重です(花弁が内側と外側の2重になっているので二重だと思うのですが、前出の名鑑では「弁数の多い一重」とか、「重ねの多い一重」としています)。外側の花弁が少し桃色を帯びているので、蕾の時は桃色をしています。しかし、開花すると内側の白い花弁が前面に出て、一見したところ白花の様に見えます。木は小さく、葉の密度が薄く透けていて何となく弱々しいのですが、花は一番大きく、また、花弁の幅もかなりあります。3者の中では一番改良の進んだ品種ではないでしょうか。
 日当たりがよいせいか、沢山花を着けています。開花は一番遅く、今が丁度盛りです。
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もう1本のサザンカの花.花はかなり大きく二重
(2008/11/23)

 今日は、一般のサザンカと言うよりは、この昔からある御宅のサザンカの紹介になってしまいました。最近は園芸店に行っても、この種のサザンカは全く売られていません。こう言う弁数の少ない昔のサザンカの魅力を感じて頂ければ幸です。

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