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2008年11月13日 (木)

ホソヘリカメムシの幼虫(5齢=終齢)

 少し前にホソヘリカメムシの4齢幼虫を掲載しましたが、今日はその続きとでも言うべき5齢(終齢)幼虫を紹介します。写真を撮影したのは2ヶ月以上前で、些か旧聞に属します。しかし、このWeblogには余り日記的要素はありませんので、特に問題は無いでしょう。

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枝豆の葉上に居たホソヘリカメムシの5齢幼虫
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/09/02)

 これまでカメムシ類の幼虫は、各齢を1回ずつ掲載していました。そこで、このホソヘリカメムシの幼虫も4齢と5齢で分けたのですが、この5齢幼虫、4齢とかなり似ています。違うのは、色が成虫に似た茶色に変わったこと、体がやや幅広くなると共に後肢も成虫に似て太くなり、翅の原基が伸長したこと位です。体長も多少は増加していますが、少し大きいかな?、と言う程度です。
 前にも書いた様に、ホソヘリカメムシの幼虫はアリに擬態しているとよく言われます。確かに若齢幼虫はアリに似ていますが、4齢幼虫になると体もかなり大きくなるのでアリとの色や形の違いが目立ち、5齢では最早アリという感じは殆どありません。
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横から見ると少しアリ的だが、色や腹部の形が異なる
(2008/09/02)

 撮影場所は、4齢と同じ七丁目の第1家庭菜園(ファミリー農園)で、4齢幼虫と一緒に枝豆(大豆)の葉上に居ました。ホソヘリカメムシは、成虫、幼虫共に大豆の害虫としてその名が知られています。枝豆の上に居たところを見ると、やはり大豆が目当てでこの家庭菜園にやって来たのでしょう。この農園には成虫も含めて、ホソヘリカメムシがかなりの数居ました。1回でも吸汁されると豆はもうダメになってしまいますから、枝豆の大半はやられてしまったのではないかと思います。
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斜めから撮ったホソヘリカメムシの5齢幼虫
触角が長い(2008/09/02)

 ホソヘリカメムシの成虫を掲載したのは9月9日で、その写真を撮ったのは7月20日です。今日紹介している5齢幼虫を撮影したのは9月2日なので、成虫を撮った約40日後になります。多分、7月に居た成虫が産んだ卵から成長したのが、この5齢や以前紹介した4齢幼虫なのでしょう。
 ホソヘリカメムシはホソヘリカメムシ科に属します。カメムシ科のクサギカメムシやアオカメムシ類は年1回の発生ですが、ホソヘリカメムシは最近の研究(日本応用動物昆虫学会講演要旨:ホソヘリカメムシ生活史の解明)に拠ると、関東では年2~3世代を経過する様です。この幼虫は成虫になった後、その儘越冬して来年の春、クローバー等のマメ科やイネ科の植物に産卵し、そこで1~2世代経た後、また、大豆等の豆類にやって来るのでしょう。
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ホソヘリカメムシ5齢幼虫の顔.成虫よりもヒゲ面
(2008/09/02)

 今日は久しぶりの好天です。この記事を投稿した後は、カメラでもぶら下げて「三丁目緑地」辺りへ行こうかと思っています。9月、10月に撮影してまだ未掲載の写真がゴッソリあるのですが、これでは写真が溜まる一方です。今年の冬は、余り写真を撮らなくても済むかも知れません。

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