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2008年11月 7日 (金)

ビロウドコガネ

 今日もまた時間がないので、写真3枚の虫を掲載します。ビロウドコガネ、肉眼的には黒っぽくて丸味の強い、体長1cm位の小さなコガネムシです。コガネムシ科コフキコガネ亜科に属します。
 撮影場所は「三ツ池緑地」で、ナツツバキの葉に留まっていました。

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ビロウドコガネ.体長約1cm.不思議な光沢を発している
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/09/12)

 ビロウドコガネにはよく似た近似種が何種類も居ます。その中で東京都に記録のあるのは、ビロウドコガネの他に、ヒメビロウドコガネ、オオビロウドコガネ、マルガタビロウドコガネの合わせて4種です。
 保育社の図鑑に拠ると、この内、ヒメとマルガタは頭楯が皺状に点刻されるとのことですので、写真(下)のコガネムシとは異なります。また、オオビロウドは後脛節の外端棘が第1付節よりも長いとありますが、最初の写真を見ると、この棘は第1付節よりも短い様です。棘が斜めになっていれば、棘の方が長い可能性もありますが、2番目の写真を見ると、この棘はほぼ水平に出ているものと思われます。従って、オオビロウドでもなく、消去法により最普通種のビロウドコガネ、と言うことになります。
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頭楯の点刻が粗く深い
(2008/09/12)

 しかし、このビロウドコガネ、既に我が家で撮ったものをもう一方のWeblog「我が家の庭の生き物たち」に掲載してあるのですが、随分感じが違います。ここに掲載した写真では、鞘翅の表面に微細な毛でも生えているのか、名前の通りビロウド的な質感があり、鞘翅上の凹凸による縦筋は余り明確ではありません。しかし、「我が家の庭・・・」に載せた写真では、鞘翅にはあまりビロウド的な感じがしない代わりに、縦筋の方はハッキリしています。また、頭楯の点刻はここの写真では非常に際立っていますが、「我が家の庭・・・」の方ではあまり目立ちません。更に、体色も「我が家の庭・・・」では、赤味が非常に強くなっています。
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ナツツバキから逃げてイネ科の葉にしがみついたビロウドコガネ
上の写真と色調が異なるが、これ以上の修正は不可能
(2008/09/12)

 こうなると、私の様な素人には、もうお手上げです。本当は別種なのか、或いは、同一種内の個体変異なのか、雌雄の差なのか、個体の鮮度の違いなのか、撮影条件の違いによる見え方の差なのか・・・、一寸判断は無理な様です。Internetで検索してみてもこの両者が見られます。思うに、「我が家の庭・・・」よりも、こちらの方がビロウド的な質感がありますから、ここでは一応ビロウドコガネとしておきます。

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