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2008年10月27日 (月)

ウスキツバメエダシャク


 今日は時間がないので、また写真の少ない虫を選んで紹介します。シャクガ科エダシャク亜科のウスキツバメエダシャク(Ourapteryx nivea)です。

 先日紹介したヘリグロヒメアオシャクと同じ日の同じ場所(成城六丁目)で撮影しました。夜の10時半頃にサザンカの花にやって来たところです。


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サザンカの花にやって来たウスキツバメエダシャク

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/10/22)



 ツバメエダシャクは似た様な種類が多く、種類の判別に困ることが屡々あります。しかし、10月後半であること、尾状突起の形、皺の様な細かい横筋(さざ波)の分布などからウスキツバメエダシャクと判断しました。

 保育社の古い図鑑や「みんなで作る日本産蛾類図鑑」に拠ると、類似種のフトスジツバメエダシャクとは顔の色が異なり、本種では橙褐色と書かれています(フトスジでは白)。写真と見るとチャンとその通りの色をしていますから、ウスキツバメエダシャクで間違いないものと思われます。なお、フトスジツバメエダシャクの出現期は6月上旬~7月上旬と8月中旬であり、また、少なくとも関東では山地性の様ですから、今頃この辺り(東京都世田谷区西部)で見る可能性は無い様です。

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サザンカで吸蜜するウスキツバメエダシャク

(2008/10/22)



 この辺りでツバメエダシャクを見るのは、恐らく数十年ぶりでしょう。まだこう言う綺麗な蛾が残っているとは一寸驚きました。嬉しい話です。

 最近は街灯にやって来る蛾が皆無に近いので、蛾自体が非常に少なくなっているのだと思っていました。しかし、此処のサザンカの花を見ていると、随分色々な蛾がやって来ます。

 幼虫の方は結構色々居るのですから、成虫も当然居るはずなのですが、こう言うところで見られるとは思っても見ませんでした。

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後を向いてしまった.この後一寸突いたら一目散に逃げて行った

(2008/10/22)



 このウスキツバメエダシャク、吸蜜に夢中になっていて中々翅表を綺麗に見せてくれません。その内後を向いてしまったので一寸チョッカイを出した途端、物凄い勢いで夜空の中に逃げて行ってしまいました。


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