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2008年10月30日 (木)

ホソヘリカメムシの幼虫(4齢)


 もうすっかり秋も深まった感がありますが、まだ9月に撮って掲載していない虫が沢山残っています。今日はその中から、ホソヘリカメムシの4齢幼虫を紹介します。一緒に撮った5齢幼虫の写真もあるのですが、これまでカメムシの幼虫は各齢を一つずつ記事にして来たので、今回も4齢と5齢で分けることにしました。


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ホソヘリカメムシの4齢幼虫.体長1cm程度

アリに擬態していると言われるが、背側から見ると

余りアリ的ではない.翅の原基が見える

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/09/02)



 ホソヘリカメムシの成虫は既に紹介済みです。マメ科の作物、特に大豆の害虫として悪名が高いカメムシです。カメムシ類は幼虫と成虫で食性に変わりはありませんから、幼虫も大豆を食害します。

 撮影したのは、七丁目の家庭菜園(第1ファミリー農園)で、大豆の害虫らしく、やはり枝豆の葉上に居ました。体長は1cm程度です。

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横から見たホソヘリカメムシの4齢幼虫

かなりアリに似ているが、お尻の形が一寸違う

(2008/09/02)



 ホソヘリカメムシの成虫はハチに擬態していると言われることがあります。一方、幼虫の方はアリに似ていると言われます。確かに、触角の振り方や脚の感じはアリに似ていますが、お尻が妙な感じで上に突出しているのと、4齢幼虫では少し大き過ぎて色の違いが目立ち、余りアリのようには見えません。もっと若齢の幼虫を第2農園の方で見ましたが、これは確かにアリによく似ていました。

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前から見たホソヘリカメムシの4齢幼虫

頭部は金色に紫を混ぜた様な変な色

(2008/09/02)



 しかし、アリに似ているのはホソヘリカメムシの幼虫だけではありません。カメムシの中にはアリによく似た種類が沢山います。ヒョウタンカスミカメの仲間や、昨年紹介したヨツボシヒョウタンナガカメムシ等も、大きさや形ばかりでなく歩き方もアリに似ていて、特に幼虫となると、マクロレンズで覗かないと区別が出来ない様な場合もあります。

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同一個体の拡大.青紫がかった色をしている

(2008/09/02)



 この写真のホソヘリカメムシの4齢幼虫は、一寸変な色をしています。肉眼では茶色っぽく見えたのですが、大きく拡大してみると、頭部は青紫が強くなっています。3枚目の写真では一寸表現の難しい金属的な色をしていますが、これを拡大すると、4枚目と殆ど同じ色になります。

 デジタルカメラでは時に色が妙なことになることがあります。このカメムシの色を茶色にするには現像時の色温度を相当高くしなければなりません。しかし、そうすると今度は枝豆の葉が枯れかかったような色になってしまいます。

 どの当たりが適切なのか、実際の色の記憶が定かではありませんから判断に苦しむところですが、5齢幼虫は同じように現像しても赤褐色になっているので、4齢幼虫は少なくともある程度は紫がかった色をしているのではないかと思います。

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オマケにもう1枚(2008/09/02)



 この4齢幼虫では、翅の原基は既に出来ており、しかも4齢としてはかなり大きいのですが、余り目立ちません。これが5齢になると、もっと大きくずっとハッキリしてきます。また、色合いも薄く茶色っぽくなります。5齢幼虫は近日中に掲載の予定です。


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