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2008年10月25日 (土)

ヘリグロヒメアオシャク

 最近はどうも記事1回分の為に撮影する写真の枚数が増えて、その選択や調整に時間が掛かってしまい、文章を書く時間が不足気味になっています。そこで今日は、枚数の特に少ない虫を選びました。
 この数日、近くの御宅の垣根として植えられているサザンカ(一昨年掲載した「サザンカ」の最初の写真がそのサザンカ)の花に多くの虫、特に蛾類がやって来るので、毎日の様に写真を撮りに行っています。その時に撮ったアオシャクの仲間です。少し翅の周辺部が擦り切れていて、種類の判別に時間が掛かりましたが、どうやらヘリグロヒメアオシャク(Hemithea tritonaria)の様です。シャクガ科アオシャク亜科に属します。この蛾は、保育社の古い図鑑には載っていません。例によって「みんなで作る日本産蛾類図鑑」の御世話になりました。

_081022_004
ヘリグロヒメアオシャク.小型で開張20mm程度
辺縁部が一寸擦り切れている
(クリックで横幅1024ピクセルに拡大表示)
(2008/10/22)

 「ヘリグロ(縁黒)」と言っても、黒いのは殆ど線状と言ってもよい細い部分で、しかも辺縁部が全て黒いのではなく、一定間隔で白斑が配置されています。これは、正面から撮った上の写真では、少し分かり難いのですが、下の横から撮った写真を見ると明らかです(上の写真は鱗粉模様が綺麗なので、それが分かる様に、拡大したときの横幅を1024ピクセルにしてあります)。
 また、この蛾の腹部には妙に色の薄くなった部分があります。そこで、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」に掲載されている写真を見てみると、やはり大多数の個体が同様の感を呈しています。しかし、緑色の毛の生えている個体も1頭だけありました。毛の色が薄いのか、それとも毛自体が剥がれているのか難しいところですが、上の写真を良く見てみると、剥がれているのではなく、色の異なる毛が生えている様に見えます。
_081022_007
横から見れば、縁が黒く白斑が一定間隔にあるのが分かる
(クリックで横幅750ピクセルに拡大表示)
(2008/10/22)

 この御宅の垣根は常に手入れが行き届いており、チャドクガが大発生した年でも全く被害を受けていませんでした。垣根の枝は密に繁り、その表面はキチンと平らになっています。こう言う垣根に咲く花に留まった虫は、背側から撮るのは楽ですが、横から撮るのは中々大変で、正面から撮ることは殆ど不可能です。御蔭で、このエダシャクの写真は2枚しかありません。

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