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2008年10月 1日 (水)

ミドリグンバイウンカ


 虫の撮影は、何処かの緑地か農園ですることが多いのですが、其処へ行く途中や帰り道で撮ることも屡々あります。今日のミドリグンバイウンカも、七丁目の家庭菜園へ行った帰りに撮った虫です。


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ムクゲの花の中にミドリグンバイウンカが居た

緑の葉に留まれば目立たないが、白い花弁では非常に目立つ

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/08/19)



 この虫、我が家ではクチナシに付いていて、他所では見たことがありませんでした。そこで、我が家のを紹介しようかと思っていたのですが、緑色の葉に緑色の虫が留まっていたのでは、良い写真になりません。どうしようかと迷っていたところ、家庭菜園からの帰り道で七丁目のある御宅に植わっているムクゲの花の中に居るのを見付けました。丁度、雷が鳴り出して、雨が降りそうだったのですが、滅多にない機会だと思い、シッカリ撮ってきました(幸い、雨には降られませんでした)。

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体は緑色、翅も緑色で透明

(2008/08/19)



 ミドリグンバイウンカは、ハゴロモ型下目グンバイウンカ科に属します。グンバイウンカ科の昆虫は、「ウンカ」の名は付いていますが、外見的にはハゴロモ類に似ています。多くは、このミドリグンバイウンカの様に平らな形をしており、それで「軍配雲霞」の名が付いたのでしょう。しかし、グンバイムシほど軍配に近い形はしていません。

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何時も写真の様に張り付いた感じで留まる

(2008/08/19)



 我が家にいるグンバイウンカの多くはクチナシの若い葉に付いていますが、時々、クリスマスローズやセイタカアワダチソウの葉裏に居ることもあります。しかし、花に付いているのを見るのはこれが初めてです。花からも吸汁することがあるのか、単なる翅休め?に留まっていたのかは分かりません。検索してみると、多くの植物に寄生する様です。しかし、花に付いた例は見つかりませんでした。

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前から見ると何だか分かり難い.少し橙を帯びたのが複眼

(2008/08/19)



 このミドリグンバイウンカ、今では毎年クチナシで発生を繰り返していますが、子供の頃に見たことはありません。近縁のハゴロモ類の場合、昔居たベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ、テングスケバ等は全く見なくなりました。それだけこの町の環境が「悪化」したのだと思いますが、一方で、このミドリグンバイウンカが新たに出現したと言うことは、ツマグロヒョウモンと同じく、温暖化の影響なのかも知れません。

 Internetで調べた限りでは、ミドリグンバイウンカの分布は、良く分かりませんでした。「分布を拡大している」と書いてあるサイトもありましたが、根拠を明記していないので、鵜呑みにする訳には行きません。

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オマケにもう1枚(2008/08/19)



 数日前から気温が急に下がり、すっかり秋の気配です。しかし、8月に撮ってまだ掲載していない写真が沢山残っています。時期遅れになってしまいましたが、順に紹介して行くつもりです。


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コメント

はじめまして。昨日 母の知り合いの家の庭に植えられている桜の若木を見ていたら、葉の上にペトッとくっついているものが見えました。昆虫らしいので、近寄って見るとこの虫でした。形からウンカの仲間だろうと察しはついたのですが、大きな画像だと細かい部分も見えて興味深いです。ツノゼミなども含めて、この仲間は面白い形のものが多く楽しめますね。ちなみにその樹には他にアオマツムシがいました。

投稿: 小関 裕兄 | 2009年8月31日 (月) 13時21分

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