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2008年9月 4日 (木)

アワダチソウグンバイ


 昨年、プラタナスに寄生するアメリカ大陸原産のプラタナスグンバイを掲載しましたが、今日は、同じアメリカ大陸原産のアワダチソウグンバイを紹介します。アワダチソウグンバイは平成11年に兵庫県西宮市で初めて確認された後、次第に北上して3年程前から関東地方にも姿を現したのだそうです。

 昨年以降、成城のプラタナスは、その殆ど全部がプラタナスグンバイに寄生されている様で、今年も夏の盛り頃から葉っぱが段々黄色くなって来ました。アワダチソウグンバイの方はどうかと言うと、これも空地や道端に生えているセイタカアワダチソウを調べてみたところ、非常に多くの株に寄生が認められました。


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アワダチソウグンバイ.中南米原産.翅端まで3.0mm

写真はセイタカアワダチソウの隣に生えている

イネ科の雑草に留まっていたもの

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/07/11)



 プラタナスグンバイは翅端まで3.3mm、翅がガラス状でよく光を反射する為かなり目立ちます。しかし、アワダチソウグンバイは翅端まで3.0mmとやや小型で、しかも、色がセイタカアワダチソウの葉裏と似ているので、その気になって探さないと中々見つからないでしょう。

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真横から見たアワダチソウグンバイ.その後にも一匹いる(2008/07/11)



 アワダチソウグンバイはセイタカアワダチソウばかりでなく、その他のキク科植物にも寄生します。我が家では、北米原産のシオンの1種に寄生しているのを、昨年の春に見付けました(これは「我が家の庭の生き物たち」に掲載してあります)。ところが、調べてみると、キク、ヒマワリなどのキク科植物ばかりでなく、ヒルガオ科のサツマイモ、アメリカンブルー、更にナスなどへの寄生も確認されています。かなり広食性の様です。


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セイタカアワダチソウの葉裏と同じ様な色をしているので

かなりコントラストを高くしてある

(2008/07/11)



 アブラムシ、グンバイムシ、コナジラミ、キジラミなどの吸汁性昆虫は、単に吸汁によって農作物等に被害を与えるばかりでなく、植物病原性ウィルスを媒介することの多い「危険な虫」でもあります。調べた範囲では、アワダチソウグンバイは特に病気の媒介はしていない様ですが、一昨年以来、我が家のシオンの1種は開花の少し前から葉が茶色になり、枯れて来ます。単なる吸汁による衰えなのかも知れませんが、或いは、何かのウィルスを媒介しているのかも知れません。

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正面から見たアワダチソウグンバイ(2008/07/11)



 写真のグンバイムシは、5丁目の空地に生えていたセイタカアワダチソウに居たものです。しかし先日、七丁目の家庭菜園でも見かけました。また、初めに書いた様に、町中のセイタカアワダチソウが寄生されていると言ってもよい状態です。かなり広食性の様ですし、今の内に何らかの対策を立てる必要があるかも知れません。


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