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2008年9月 7日 (日)

クロウリハムシ


 今日は、我が家にいる普通種を紹介します。クロウリハムシ、この辺り(東京都世田谷区西部)には何処にでも居る体長6~7mmのハムシです。

 「クロ」と名が付いていていも、黒いのは鞘翅、脚、触覚、眼、口の周辺で、他は黄褐色をしています。


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デュランタ・タカラズカの葉に留まるクロウリハムシ

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/08/29)



 我が家では春から秋まで見ることが出来ますが、今頃が一番多いかも知れません。丁度今咲いているデュランタ・タカラズカによく来ています。花を食べているのではないかと思いますが、下の写真の様に、葉っぱを囓っている風に見える時もあります。しかし、少なくとも我が家では、被害と言うほどの被害は認められません。


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デュランタの葉を囓る?クロウリハムシ(2008/08/29)



 そんな訳で、大した悪者ではないと思っていたのですが、調べてみると、ウリ科植物を中心に、様々な農作物に被害を与えるかなりの害虫の様です。

 また、花卉でもキキョウやナデシコ類を丸坊主にしたりすることもあるとのことです。園芸をされている方は、充分注意をされた方が良いでしょう。

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腹が大きいので雌であろう(2008/08/29)



 図鑑を見ると、クロウリハムシによく似た同属の仲間が2種居ます。しかし、何れも分布は屋久島以南ですから、この辺りで見ることはありません。

 参考までに書いておくと、屋久島から東南アジアにかけて棲息するヒメクロウリハムシは、脚も触角も赤褐色なので、簡単に区別が付きます。もう一つのルリバネウリハムシは奄美や沖縄に分布し、体が2回り位大きい(7.5~9.0mm)ことと、腿節が黄褐色なので区別できます。

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正面から見ると結構勇ましい顔(2008/08/29)



 九州大学の日本産昆虫目録を参照すると、ハムシ科には556種も登録されています。しかし、この辺りではハムシ類は非常に少なく、この2年間でたったの8種類しか見ていません。これは、日本産全種の僅か1.4%程度です。何故、こんなにハムシが少ないのでしょうか。

 ハムシは名前の通り葉っぱを食べます。種類が少ないと言うことは、ハムシの餌となる植物の種類がそれだけ少ない、言い換えれば、多様性に欠けると言うことを如実に表しているのかも知れません。

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デュランタの花に留まるクロウリハムシ(2008/08/29)



 クロウリハムシはハムシ科ヒゲナガハムシ亜科に属し、ウリ科作物の大害虫ウリハムシと同属(Aulacophora)です。一方、以前紹介したウリハムシモドキは、亜科は同じですが、別属(Atrachya)になります。

 名前からすれば本家に当たるウリハムシはまだ掲載していませんが、七丁目の家庭菜園に沢山居るのを見付けました。近日中に紹介の予定です。なお、クロウリハムシはもう一つのWeblog「我が家の庭の生き物たち」にも掲載してあります。御覧になりたい方はこちらをどうぞ。


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