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2008年9月11日 (木)

ハリカメムシの幼虫(5齢:脱皮直後)

 ハリカメムシの成虫5齢(終齢)幼虫は昨年紹介しましたが、今年我が家の庭で脱皮したばかりの5齢幼虫を見付けたので、こちらに掲載することにしました。なお、他に3齢幼虫も既に掲載してあります。
 5齢幼虫は時間が経つと色が濃くなって非常に貫禄が出て来ます。しかし、脱皮したては白っぽくて弱々しく、これがあの5齢幼虫かと一寸意外な感じです。見付けたときは、余りに貫禄がないので4齢かと思ったのですが、体の構造を比較してみると、5齢でした。

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脱皮直後のハリカメムシ5齢幼虫
翅の原基(前翅包)が4齢よりもずっと大きい
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/08/13)

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脱皮殻の傍から離れない(2008/08/13)

 4齢幼虫と5齢幼虫とでは翅の原基(前翅包)の大きさが違います。4齢では原基の腹部に出っ張った部分は略半月形をしており、長さは幅より小さいですが、5齢では明らかに幅よりも長さの方が上回っています。
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4齢は棘だらけだが、5齢では腹背盤の棘だけが残っている
(2008/08/13)

 ハリカメムシの幼虫は、4齢までは「体中棘だらけ」です。しかし、5齢ではこの棘の大部分が無くなります。特に目立つ腹部の側板から出ている棘は、4齢ではかなり大きく鋭いですが、5齢では痕跡程度になります。また、胸部、頭部の背側にあった棘は5齢では見られません。腹部の腹背盤(腹部背側の中央にある構造)の左右から出ている棘は5齢にもありますが、4齢と比較するとずっと小さく細くなっています。
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前から見た5齢幼虫.胸部の背側に小班が1対ある
(2008/08/13)

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真横から見た5齢幼虫.眼の色が淡いがこれで見えるのだろうか?
(2008/08/13)

 脱皮殻が直ぐ横に写っていますから、脱皮後まだ殆ど動いていないのでしょう。眼はまだそれらしい色をしていません。しかし、触角の辺縁は既に黒っぽくなっています。この部分が最も早く色付く様です。
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脱皮後少し(2日?)経った5齢幼虫.まだ色が淡い
(2008/08/15)

 普通の昆虫は、脱皮後かなり急速に本来の色になりますが、どうもハリカメムシの幼虫は中々色が出てこない様です。上の写真はそれより前の写真の2日後に撮ったものです。同じ個体か否かは分かりませんが、多少は色が濃くなっています。しかし、昨年撮った5齢幼虫と較べると、比較にならないほど色が薄いと言えます。上の写真程度に色付いた個体は、その後何回も見ました。しかし、シッカリ黒くなった個体を見かける様になったのは、かなり経ってから(1週間以上?)です。
 このハリカメムシの幼虫が居るところは余り日当たりが良くなく、しかも、丁度その頃陽の射さない雨模様の日が続きました。或いは、陽の光が弱いと色が濃くならないのかも知れません。
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同じ個体を、横から見たもの(2008/08/15)

 最近は、我が家の庭の虫も場合によってはこちらで掲載する事にした為、些かネタがダブ付き気味です。このWeblogを始めてからそろそろ2年になりますが、成城の昆虫の大半を紹介し尽くすには、まだ何年もかかりそうです。

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