クモヘリカメムシ
暫く更新が途絶えていました。最近は天気の良い日が多く、少し写真を撮り過ぎた様で、その整理に追われて原稿を書く時間がありませんでした。
今日は、クモヘリカメムシを紹介します。以前掲載した、大豆の害虫、ホソヘリカメムシと同じホソヘリカメムシ科に属します。体長はホソヘリカメムシと殆ど同じで15mm前後、形も少し似ていますが、こちらの方がずっと細く長く、また、色合いが綺麗です。
![]() クモヘリカメムシ.体長約15mm 七丁目の第2家庭菜園で撮影 (クリックで拡大表示、以下同じ) (2008/08/20) |
やはり、害虫として知られているカメムシです。主にイネ科の植物を吸汁し、斑点米を作るので評判が宜しくない様です。また、図鑑に拠れば、ミカンの果実を吸汁することもあるそうです。
![]() 横から見たクモヘリカメムシ (第2家庭菜園)(2008/08/20) |
このカメムシは3個所で撮影しました。主に七丁目の第2家庭菜園で撮影しましたが、一番沢山居たのは「三ツ池緑地です」。しかし、「三ツ池緑地」に行った時はもう家庭菜園の方で写真をシッカリ撮った後だったので、写真は殆ど撮りませんでした。一応、1枚だけ載せておきます。
![]() 「三ツ池緑地」で撮影.此処には非常に沢山居た (2008/09/12) |
また、2年前に四丁目の崖下(国分寺崖線)に生えていたセイタカアワダチソウに来ているのを撮った写真も入れてあります。この時は、2枚撮っただけで逃げられてしまい、また撮影の機会があるだろうと思っている内に掲載の機会を失い、写真はお蔵入りになっていました。
![]() セイタカアワダチソウに来たクモヘリカメムシ (2006/10/12) |
イネの害虫とは言え、この辺りに水田は有りません。恐らく、イネ科の雑草であるオヒシバやメヒシバの子実を吸汁しているのでしょう。吸汁された種子が正常に発芽できるとは思えませんから、クモヘリカメムシは雑草の種子を減らしていると言えます。・・・と言うことは、この辺りでは、クモヘリカメムシは益虫と言うべきかも知れません。
![]() これは第2家庭菜園で撮影 (2008/08/20) |
例によって、真っ正面からも撮ってみました。触角が長いので、全体を入れると頭部は随分小さくなってしまいます。其処で、別のコマの部分拡大も出すことにしました。
![]() クモヘリカメムシの正面像(第2家庭菜園) (2008/08/20) |
中々、整った顔立ちをしています。今まで撮ったカメムシの中では、一番の美男(美女)?と言えます。しかし、何か今風の顔で、些か頼りない感じもします。
![]() クモヘリカメムシの顔写真(第2家庭菜園) 中々の美男(美女)?だか、少し気が弱そう v (2008/08/20) |
最近溜まっている写真は、その種類が多いだけでなく、枚数も多くなっています。出来るだけ速やかに処理しないと、また、掲載が滞ってしまいそうです。
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