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2008年9月 9日 (火)

ホソヘリカメムシ


 今日はホソヘリカメムシ科のホソヘリカメムシを紹介します。このカメムシはこのWeblogで初登場ですが、ホソヘリカメムシ科自体が初めてです。

 体長は15mm位あり、此処で紹介しているカメムシの中ではかなり大型と言えます。しかし、名前が示す様にほっそりとしています。


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ホソヘリカメムシ.ホソヘリカメムシ科に属し体長15mm前後

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/07/20)



 非常に機敏なカメムシで、大きいにも拘わらず、一瞬で飛び立ちます。飛び方も早く、羽音もするので、虫をよく知らない人の中には、これを蜂と間違える人も居るそうです。しかし、蜂とは異なり、余り遠くへ行くことはありません。大概は2~3m以内の近場に留まります。

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メヒシバの穂に留まるホソヘリカメムシ(2008/07/20)



 撮影場所は、七丁目の家庭菜園です。これまで明記しませんでしたが、七丁目の家庭菜園は世田谷区の運営するもので、実は七丁目には2個所あり、「七丁目緑地」に近いのが「ファミリー農園」、桜並木の一本東の通りを北に行った突当たりにあるのが「第2ファミリー農園」です。このホソヘリカメムシは何方の家庭菜園にも居ましたが、「七丁目緑地」に近い方の農園に特に沢山居ました。


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撮影の為にメヒシバの穂を動かしたので

妙な格好で穂にしがみ付くホソヘリカメムシ

(2008/07/20)



 初めて見付けたときはシソに沢山留まっていたのでシソに寄生するのかと思いました。しかし、図鑑に拠るとマメ科やイネ科の害虫だそうです。その後、大豆の実(枝豆)に沢山集っているのを見付けましたから、これが本来の目当てなのでしょう。

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カメムシも斜め前から見ると中々リッパ(2008/07/20)



 ホソヘリカメムシをInternetで調べてみると、このカメムシ、かなり「悪者度」が高い様です。やはり大豆の害虫として問題視されており、「ホソヘリカメムシ 大豆」で検索すると1000件位ヒットします。

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正面から見たホソヘリカメムシ.口吻が良く見える(2008/07/20)



 ホソヘリカメムシは後腿節が太いのが特徴です。多分、ヨコバイ類と同じく、飛び立つときにまずこの太腿の力で跳ね上がり、その後、翅で飛ぶのでしょう。

 しかし、この太腿にはその後側に強力な棘があります。これは一体何に使うのでしょうか?

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裏側からだと、随分色が違って写る(2008/07/20)



 実は、ホソヘリカメムシを見るのはこれが初めてです。その後も、この家庭菜園以外では見ていません。やはり、農園にはそれなりの農業害虫が居る、と言うことなのでしょう。

 今後暫く、この七丁目の家庭菜園で撮った虫の紹介が続くと思います。しかし、「害虫」は思ったほど多くはなく、畑の中よりも周りの空き部分に生えているイネ科の雑草の方に色々な虫が居ました。イネ科の雑草が生える空地は、多くの虫にとって天国の様なものなのかも知れません。


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