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2008年9月28日 (日)

ブドウトリバ


 今日は、七丁目の家庭菜園で撮った虫を紹介するつもりだったのですが、昨日、家の庭でブドウトリバと言う面白い形の蛾を撮ったので、急遽こちらでも紹介することにしました。

 家で撮った写真は、もう一つのWeblogである「我が家の庭の生き物たち」に掲載するのが基本です。しかし、その楽天のWeblogでは、画像倉庫がたったの50Mバイトと言う前世紀的な大きさなので、写真の横幅を500ピクセルに統一しています。しかし、この蛾の面白さを表現するには、横幅500ピクセルでは明らかに大きさが不足です。其処でこちらのココログの方で、かつてアヤニジュウシトリバを掲載した時と同じ様に、大きな画像を表示させることにしました。今回は、何時の750ピクセルもよりも大きく、横幅1024ピクセルに拡大表示出来ます。


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北米原産シオンの1種で吸蜜するブドウトリバ

脚の棘(脛節の距)が非常に長い

(クリックで横幅1024ピクセルに拡大表示)

(2008/09/27)



 写真のブドウトリバは、開張15mm程度、北米原産のシオンの1種(園芸店で買ったもの)で吸蜜していました。トリバガ科の蛾が花に来ているのを見るのは、これが始めてかも知れません。トリバガ類が草むらから飛び出した場合、普通は何処かの葉裏に留まってしまい撮影に苦労するのですが、今回は花の上に居るので、実に楽に撮ることが出来ました。

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花に顔を突っ込んで吸蜜しているので顔が撮れず、

少し花を突いて緊張させたところ

(クリックで横幅1024ピクセルに拡大表示)

(2008/09/27)



 トリバガ類はトリバガ科に属し、前翅の先は2つに分かれ、後翅は根元から3本に分かれています。留まる時は、これらを一緒に纏めて畳んでしまうので、翅とは思えない奇妙な格好になってしまいます。しかも、脚には長い棘(脛節の距)が沢山あるので、知らない人は蛾だとは全く思わない様です。

 しかし、このブドウトリバは、以前紹介したヒルガオトリバと較べると、少しは畳んだ翅に幅があります。

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また、吸蜜を開始、口吻は結構長い

(クリックで横幅1024ピクセルに拡大表示)

(2008/09/27)



 ブドウトリバはブドウの害虫とされており、ブドウの他、ノブドウ、エビヅル、ヤブガラシ等のブドウ科の植物を食べるとのことです。葉っぱよりも、花、蕾、幼果などがお好みの様です。この辺り(東京都世田谷区西部)では、ブドウを庭に植えている御宅がないとは言えませんが、決して多くはないでしょう。しかし、ヤブガラシなら幾らでも生えていますから、食草には困らない筈です。

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斜めから見たブドウトリバ.後翅後縁の羽毛は細毛状

(クリックで横幅1024ピクセルに拡大表示)

(2008/09/27)



 写真を撮っている時には気が付かなかったのですが、後翅の後縁から細い糸状の羽毛が沢山出ています。以前紹介したヒルガオトリバには、その様なものは見られませんでした。しかし、図鑑を良く見てみると、トリバガ類では、後翅後縁の羽毛はみな細毛状になっており、ヒルガオトリバでも、翅の畳み方によっては細毛状の羽毛が見えることがある様です。

 下に、その細毛状の部分を拡大してみました。この写真だけは、拡大しても横幅750ピクセルです。何分にも部分拡大なので、1024ピクセルにするには一寸無理があります。

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後翅後縁の羽毛を拡大(上とは別の写真).虫の凹凸が大きいので

かなり絞り込んで撮影した為、解像度が低下し大きく表示出来ない

(クリックで横幅750ピクセルに拡大表示)

(2008/09/27)



 世の中には面白い形をした虫が色々居ます。以前紹介したハリカメムシの3齢幼虫なども中々のものですが、こう言う面白い虫が出て来ると、掲載する側としては元気が出て来ます。

 しかし、次回からはまた、些か平凡な虫の紹介が続く予定です。


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