キクグンバイ
今日は珍しくグンバイムシを紹介します。キクグンバイ、体長約2.0mm、翅端まで約3.0mmの小さなグンバイムシです。
以前紹介したトサカグンバイは体長4mmもありました。それと較べると、随分小型です。
頭からヤスの先端の様な棘状突起が出ています。これがこの種の特徴で、図鑑に拠れば5本あるのだそうですが、写真では何故か3本しか見えません。
![]() キクグンバイ.ステンドグラス的模様が綺麗 (クリックで拡大表示、以下同じ) (2008/07/09) |
「三ツ池緑地」のイネ科雑草の葉上に居ました。少し風が吹いているので、揺れて焦点合わせが大変でした。こう言うときは、安全策としてある程度撮ってから、葉を掴んで揺れないようにして撮ります。風があるときは、風で揺れるのと人が手で触って揺れるのとの区別が付かないらしく、意外と逃げません。
しかし、撮影している間に横にあった葉が跳ねてグンバイムシの居た葉に当たった為、ムシが吹っ飛んで何処かへ行ってしまいました。それで、写真が3枚しか有りません。
![]() 斜め横から見たキクグンバイ.背中が妙に隆起している(2008/07/09) |
名前は「菊軍配」ですが、ヨメナ、ヨモギなどのキク科雑草に寄生するのが主で、園芸品種の菊には関心が薄い様です。「キクグンバイ (駆除|防除)」で検索しても殆どヒットしません。
![]() 少し下側から見たキクグンバイ.腹部が短い(2008/07/09) |
グンバイムシは英語で「lace bug」と呼ばれる位で、中々美しい姿をしています。このグンバイムシのステンドグラス的模様は、ハエやハチの翅脈の様に厳密に決まっているのだと思っていました。しかし、一番上の写真を良く見ると、左右で随分違っています。かなり「いい加減」に設計されている様です。
| 固定リンク
「昆虫-4」カテゴリの記事
- アオメアブ(2008.09.19)
- チャイロハバチの幼虫(2008.09.17)
- ウリハムシ(2008.09.16)
- クルマバッタモドキ(2008.09.15)
- キオビベニヒメシャク(2008.09.14)
「昆虫(グンバイムシ)」カテゴリの記事
- プラタナスグンバイ(その2:集団越冬中)(2010.02.09)
- アワダチソウグンバイ(2008.09.04)
- キクグンバイ(2008.08.03)
- トサカグンバイ(2007.12.01)
- プラタナスグンバイ(2007.09.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント