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2008年8月24日 (日)

キイロスズメの幼虫(終齢)

 今日は久しぶりに芋虫を紹介します。七丁目の家庭菜園に居たキイロスズメの終齢幼虫です。
 スズメガ類の幼虫は、みなお尻に角を持っています。角は普通は頭にあるものなので、こちらが頭だと勘違いする人も居る様ですが、尾っぽにあるので尾角と言います。しかし、何の為にあるのかは良く分かっていない様です。

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キイロスズメの終齢幼虫.警戒して反り返っている
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/07/22)

 蛾類の幼虫は、色彩に何通りかある場合が多く、このキイロスズメにも緑色型と褐色型があります。写真の幼虫は勿論緑色型ですが、褐色型は全く別種の様な色彩と配色をしています。
 幼虫の体色に違いがあっても、尾角の色は変わらない場合が多いのだそうです。また、尾角の先端はそれ以外の部分とは色の異なることが多く、このキイロスズメの幼虫も先っぽはやや黒っぽくなっています。スズメガ類幼虫の識別には尾角を良く見ることも大切です。
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少し落ち着いて真っ直ぐに近くなった(2008/07/22)

 キイロスズメはスズメガ科コスズメ亜科に属し、その幼虫はオオスカシバ類を除くホウジャク亜科と似て頭部が小型です。その他のスズメガ科の幼虫は、胴体と余り変わらない程の大きな頭を持っています。
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キイロスズメ終齢幼虫の頭部.胴体に比して非常に小さい(2008/07/22)

 鱗翅目幼虫の頭部の構造は蛾でも蝶でも基本的に同じです。別のWeblogでナミアゲハ幼虫の頭部の詳細を紹介していますが、このキイロスズメ幼虫の頭と殆ど同じです。
 頭の大部分を占める一見複眼の様な形をした部分は頭頂と呼ばれ眼ではありません。鱗翅目の幼虫には複眼は無く、下の写真で頭頂の左部分にある小さな粒々が眼です。単眼で左右に6個づつあります。写真では5個しか見えませんが、その次の真横から見た写真と合わせると、全部で6個あることが分かります。
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キイロスズメ幼虫の頭部(2008/07/22)

 キイロスズメの幼虫の食草はヤマノイモ科の植物です。家庭菜園では、誰かが栽培しているヤマノイモ類の葉っぱを食べていました。体長は8~9cm位あり、こんな大きな芋虫に葉っぱを食べられては、ヤマノイモは瞬く間に丸坊主になってしまいます。
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真横から見たキイロスズメの頭部(2008/07/22)

 その後、このキイロスズメの幼虫がどうなったか少し気掛かりです。色が白っぽいので、濃い緑色をしたヤマノイモの葉の中ではかなり目立ちます。退治された可能性もありますが、もうかなり大きいので、その前に土に潜って蛹になってしまったかも知れません。

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