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2008年7月 6日 (日)

コマルハナバチ(雄バチ)


 今日は写真を調整する時間が無いので、前々回の「キマダラセセリ」同様、昨年の6月に「三丁目緑地」の中段にある広場で撮影したコマルハナバチの雄バチを掲載することにしました。


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シロツメクサ(クローバー)で吸蜜するコマルハナバチの雄

腹部は黒くなく、淡黄色の毛で被われている

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2007/06/19)



 お恥ずかしい話ですが、つい最近までこの雄バチをトラマルハナバチの女王、或いは、働きバチだと思っていました。と言うのは、外観がトラマルハナバチにかなり似ているからです。しかし、図鑑を見てみると、トラマルハナの方は橙色を帯びた赤褐色をしており、また、腹部の後半は黒くなっているので、漸くトラマルハナではないと気が付いた次第です。

 その後注意してみていると、この辺り(東京都世田谷区)に居る黄色っぽいマルハナバチは全てコマルハナの雄バチで、トラマルハナはどうも棲息していない様です。

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背中の毛は黄色で橙色ではない.
トラマルハナならば橙色(2007/06/19)



 この間違いのもう一つの大きな原因は、雄バチは秋に出現するものだとばかり思っていたからです。この雄バチはこの辺りでは5月になるともう現れます。コマルハナバチは、冬眠から覚めるのが他のマルハナバチよりずっと早く、3月下旬には活動を開始します。働きバチは4月に現れ、5月には雄バチ、6月には新女王が出現して、6月下旬になるとコロニーが崩壊して一年の活動が終わります。

 一方、トラマルハナバチは、女王蜂が活動を開始するのが4月下旬から5月上旬です。コマルハナの雄バチが出始める時期と余り違わないのです。

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口吻を花に差し込むコマルハナバチの雄

或いは、口吻を引き出したところかも知れない

(2007/06/19)



 好みの花もコマルハナバチの働きバチと雄バチでは異なります。写真はシロツメクサを訪花しているところですが、雄バチは何頭か居たのに対し、働きバチは一頭も来ていませんでした。また、雄バチはイボタやネズミモチの花を好みます。しかし、働きバチがこれらの花を訪れているのを見たことは一度もありません。

 働きバチと雄バチで訪れる花の種類が異なるのは、働きバチは育児の為の花粉を集めなくてはならないのに対し、雄バチは自分が食べる花蜜だけを求めればよいからでしょう。また、口吻の長さも違うのかも知れません。

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触角を花の中に差し入れている様に見える

蜜を吸う前に花を調べているのだろうか

(2007/06/19)



 コマルハナバチに付いて少し詳しくなったのは、我が家の内装を換えてから、使用しなくなった排気口にコマルハナバチが毎年巣を作る様になったからです。今年は残念ながら営巣しなかったのですが・・・。

 家に沢山居る虫は、外に出たときどうも撮る気がしません。家に居ない虫を出来るだけ撮ろうと思うからです。そんな訳で、未だに家の外で撮ったコマルハナバチの女王や働きバチの写真は1枚もありません。

 一方、我が家で撮ったコマルハナバチの女王バチ働きバチの写真は、別のWeblog「我が家の庭の生き物たち」に既に掲載してありますが、まだ未使用の写真が沢山あります。寝かせて置くのも勿体ないので、少しこちらのWeblogに転用しようかと思っています。


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