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2008年6月27日 (金)

ホオズキカメムシ


 今回から「四丁目緑地」で撮った虫たちを紹介することになります。しかし、撮影日は5月22日、既に一月以上経った写真と言うことになりますが、このWeblogは本来の日記としての性格にはかなり乏しいものがあると思いますので、些か「古く」ても掲載すべきものは掲載して行くことにします。

 今日は、久しぶりにカメムシを紹介します。ヘリカメムシ科のホオズキカメムシ、体中に棘や剛毛が生えている毛むくじゃらのカメムシです。


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ホオズキカメムシ.ナス科、ヒルガオ科の害虫として知られている

拡大すると毛深いことが分かる(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/05/22)



 ・・・とは言っても、毛は大して長くないので、かなり拡大してみなければよく分かりません(写真をクリックして拡大して見て下さい)。

 こういう表面に細かい毛の多い虫は、困り者です。写真を撮るときに焦点が合っているのか否かが分かり難く、最近眼の解像力が低下している私としては厭な被写体です。今の季節に多いハムシダマシや前回のムネクリイロボタルなども同様です。

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横から見たホオズキカメムシ.毛の他に棘状の突起も見える

(2008/05/22)



 このホオズキカメムシ、名前にあるホオズキの他、トマト、ピーマン等のナス科の植物を吸汁して被害を与え、また、アサガオやサツマイモなどのヒルガオ科植物にも寄生する様です。


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これは別の場所にいた個体.他の写真の虫とは別個体と思われる

色調が他の写真とは異なるが、カラーバランスの問題ではなく

実際に違うらしい(2008/05/22)



 写真のホオズキカメムシは、上の写真を除いて、キク科の雑草(ヒメジオンかハルジオン)に居たものです。キク科植物に寄生するのではなく、偶々、そこに居たのでしょう。この辺りに多いナス科植物と言えば、イヌホオズキ類だと思いますが、近くの農地でピーマンやナスを栽培していることもありますので、或いは、そこから来たのかも知れません。

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キク科の雑草の葉上を渡り歩くホオズキカメムシ(2008/05/22)



 ホオズキカメムシは、害虫としてリッパに名の知られたカメムシです。しかし、Internetで調べてみると、その程度はクサギカメムシなどと較べると、それ程酷いものではないらしく、また、農家よりも家庭菜園で問題になっている様です。

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オマケにもう1枚.このカメムシ、横から見るとカッコイイ

(2008/05/22)



 先日「四丁目緑地」に行ってみたところ、かなり奥の方まで除草されていました。暫くの間、虫の写真を撮りに行っても無駄足を踏むことになりそうです。しかし、先月はかなり多くの虫その他を撮りましたから、ネタには事欠きません。次は何にするか思案中、と言ったところです。


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コメント

ホオズキでホオズキカメムシを
見つけたとき,後ろ足の太さに驚きました。
その足の太さから強そうに見えとても手が出ませんでした。

ホオズキカメムシの様子が分かるように
上手く写真が撮られています。

投稿: itotonbosan | 2013年12月26日 (木) 10時08分

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