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2008年6月 9日 (月)

カゲロウ類2種

 成城に棲んでいる虫を万遍なく紹介するとなると、自分自身としてはこれまで全く興味を持ったことのない虫も掲載しなければならないでしょう。・・・と言う訳で今日は、カゲロウの1種を紹介します。カゲロウの写真を撮ったのは生まれて初めてです。
 カゲロウ目に属す昆虫は、何れも幼虫時代を水中で過ごします。成城にある「水場」と言えば、仙川、野川、国分寺崖線沿いの湧水、成城大学内にある池(昔は釣りなどしたものです)などが思い浮かびます。個人宅にある小さな池で発生する場合もあるかも知れません。

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カゲロウの1種.亜成体.コカゲロウ科に属すと思われる
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/05/19)

 今日最初に紹介するカゲロウは、「三丁目緑地」のシャクチリソバの葉上に居ました。恐らく緑地内にある湧水辺りから発生したのでしょう。
 このカゲロウ、種類は分かりませんが、眼の形状、翅脈(余りよく見えませんが)等から、恐らくコカゲロウ科に属すと思われます。立派な羽がありますが、実は、これは成虫ではありません。
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同一個体を正面から見た図.何とも奇妙な眼をしている
(2008/05/19)

 カゲロウ目の昆虫には亜成体という特別な発生段階があり、写真のカゲロウは、この亜成体なのです。一部の例外を除いて、もう一度脱皮して成虫になります。翅も脱皮して新しくなるそうで、脱皮するところを見てみたいものです。
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上から見ても変なマーブル・チョコレートの様な眼(2008/05/19)

 亜成体の翅は、写真で見る様に、透明ではなく曇りがあり、細毛が生えています。また、コカゲロウ科の雄はターバン眼と言う奇妙な眼(一番最後の写真参照)をしていますが、亜成体では写真の様に、上下の間に仕切りの模様は有っても、全体としては厚めのマーブル・チョコレートの様な形をしています。
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最初の写真を部分拡大したもの.翅に曇りがあり毛が生えている
(2008/05/19)

 下の写真は、「三丁目緑地」ではなく、3丁目の住宅地の中にある空き地で撮ったものです。この個体は成虫です。これも種類は分かりませんが、コカゲロウ科の1種でしょう。上の写真の成虫である可能性も否定できません。
 コカゲロウ科の成虫は、ターバン眼と呼ばれる上を向いた奇妙な形の眼をしています。掲載してた写真ではよく分かりませんが、原画を拡大すると、上向きの部分がチャンと複眼になっているのが分かります。また、成虫の翅は透明で無毛です。
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別の場所で撮影したもの.やはりコカゲロウ科と思われる
これは成虫で、翅は透明で無毛、眼はカップ状(ターバン眼)
(2008/05/19)

 今日は私にとっては余り縁のない虫?を紹介しました。「三丁目緑地」で撮影したのは5月19日で少し時期遅れになってしまいましたが、この日撮った写真はまだまだ続きます。

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