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2008年6月24日 (火)

ムネクリイロボタル

 国分寺崖線に当たる「三丁目緑地」の傾斜部分に一寸した広場があります。始めからあった平地ではなく、傾斜地を削って作った人工的な地形ですが、余りキチンと整備していないので、何となく昔の空き地の雰囲気がします。時々除草するせいか、虫も多くはありませんが、多少は居ます。
 成城自治会報「砧」によると、今年の初め頃に行われたオーケー・ストア向いの湧き水関連の整備工事(かつて掲載したエゴノキと数本の太いサワラを切ってしまった)を以て、三丁目緑地関連の整備工事は全て終了した、とありますから、この空き地はその儘になる様です。一応ホッとしていますが、また造園業者からの要求か何かで、工事を始めるかも知れません。
 この空き地の入り口近くにヒレハリソウ(コンフリー)と思しき植物が生えています。この花の写真も撮ろうかと思ったのですが、金網の柵に沿って生えており、どうしても金網が写ってしまうので、止めました。
 しかし、そこに変な虫が居ました。体長7~8mm、胸は赤く、鞘翅は黒くて縦筋が入り、ザラザラです。どうもこの手の虫は苦手です。ホタルなのか、ベニボタルなのか・・・。家に帰って調べてみたら、ムネクリイロボタルで、触角の分枝が顕著なので雄の個体でしょう。

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ムネクリイロボタルの雄.鞘翅も胸部も触角もザラザラ
アンシャープの掛け過ぎではない
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/05/19)

 ストロボを使って撮っているので、上の写真の様に虫が縦方向の時は、光も縦方向に当たり縦筋が不明瞭になります。縦筋は模様ではなく、隆起線なので、見え難くなってしまうのです。横方向から光を当てる様に撮ると、下の様に、縦筋がハッキリ認められます。
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ストロボの光を横から当てると縦の隆起線が見える(2008/05/19)

 この虫、ジッとしているときは、頭を胸の下にたくし込んでいて、背側からは頭が全く見えません。前から見ても、見えるのは、頭のごく一部だけです。
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ジッとしているときは前から見ても頭が殆ど見えない(2008/05/19)

 歩くときは当然頭が見えます。しかし、何だか真っ黒な頭で、複眼と口器以外はどうなっているのか、この程度の倍率ではよく分かりません。
 このムネクリイロボタル、幼虫は陸生貝類を捕食し、リッパに光るそうです(ホタル科の幼虫は全て光るとのこと)。成虫はどうかと言うと、普通は光らないホタルに入れられています。しかし、実際は、持続的に非常に弱い光を出すそうです。
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横からみた歩くムネクリイロボタル.頭も真っ黒でザラザラ(2008/05/19)

 成城には明るく光るホタルも居ます。4丁目の崖線にある三ツ池の湧水では、毎年、丁度今頃光るホタルが発生します。確認してはいませんが、ゲンジボタルでしょう。三ツ池の湧き水部分は立ち入り禁止になっていますし(昔は農家のオバサンがダイコンを洗ったりしていたのですが・・・)、柵の外から光だけを撮っても仕方ないので、このWeblogに載せることはないと思います。
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何やら威勢が良いが、別に飛ぼうとした訳ではない(2008/05/19)

 私が小さい頃は、光るホタルはごく普通の虫でした。夜、蚊帳の中に入れて楽しんだ記憶もあります。確か、仙川で捕ってきたホタルだったと思います。
 その後、仙川水系では絶滅したと思われていましたが、昭和40年頃でしょうか、祖師谷5丁目のつりがね池にホタルが大発生して話題になったことがあります。その後、つりがね池付近は整備された公園となり、ホタルの話も聞かなくなりました。

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