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2008年3月 9日 (日)

ヒメヨコバイ類3種


 今日もまた国分寺崖線上に位置する「三丁目緑地」で撮った種不明のヨコバイ類を紹介します。3種ありますが、何れも前回の「ヒメヨコバイの1種」に良く似ています。確証はありませんが、ヒメヨコバイ科(亜科)に属すものと思われます。

 体長は何れも約3mm、翅端まで約3.5mmで、ヨコバイの中では小型の種類です。ヤツデ、或いは、ビワの葉裏で越冬をしていました。


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ヒメヨコバイの1種.その1.ヤツデの葉裏に居た

(クリックで拡大表示、以下同じ)

(2008/01/14)



 最初の1種は、前回の「ヒメヨコバイの1種」に特に良く似ています。しかし、全体にもっと細長く、白い部分が少なくて、腹部に白い横帯がありません。前回の「ヒメヨコバイの1種」より白い部分が少ないのは、単なる個体変異に過ぎないかも知れませんが、全体的に印象が違います。分類学的には「印象」などどうでも良いのですが、小さい上に背側から撮った写真しか有りませんので、形態を細かく調べることも出来ず、この際「印象」に頼るほかありません。


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上と同じ種類.ビワの葉裏で撮影(2008/01/14)



 背側からの写真しかないのは、どうせ種類など分からないだろう、と思っていたからですが、やはり背側、真横、前の3通りから撮っておくべきでした。

 此処には写真を2枚しか載せてありません。しかし、このヨコバイは他でも何回か見付けました。比較的多い種類の様です。

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ヒメヨコバイの1種.その2.白、黒、黄で美しい(2008/01/11)



 次の種類は、白、黒、黄の三色で、中々綺麗なヨコバイです。これはビワの葉裏に居ました。見たのはこの時1回のみです。ビワの葉裏では、他にも既に紹介した、クロスジホソサジヨコバイホシヒメヨコバイ、前回の「ヒメヨコバイの1種」などが越冬していました。かなり長い毛が密生しており、暖かいのか、掴まり易いのか分かりませんが、小昆虫が越冬するのには格好の場所の様です。

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ヒメヨコバイの1種.その3.ビワの葉裏に居た(2008/01/14)



 最後の1種は、ヤツデの葉裏に居たものです。これもこの時1回限りで、その後は見ていません。最初の種類と似ていますが、小楯板の模様が違います。まァ、あまりパッとしないヨコバイです。


 海外へ出発する日が近づいていますが、それまでにもう一回掲載できると思います。しかし、新しい写真は有りませんから、今回と同じく1月に撮った写真になります。


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