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2008年1月19日 (土)

ミナミトゲヘリカメムシ

 「三丁目緑地」で越冬中のヨコバイを探していたら、バランの根元に細長いカメムシが一頭居るのを見付けました。
 一見ホソハリカメムシに似ていますが、ホソハリが体長1cm程度なのに比し、その2倍の2cm位あります。また、触角が細長く、その第4節の基部付近が黄色く目立っている点でも異なります。調べてみると、ヘリカメムシ科のミナミトゲヘリカメムシと言う南方系のカメムシでした。

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バランの根元に居たミナミトゲヘリカメムシ
触角第4節に黄色い部分がある
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2008/01/11)

 「日本原色カメムシ図鑑」に拠ると、このカメムシは鹿児島県で1973年から1975年にかけて蜜柑の果実に加害してにわかに注目されたのだそうで、これまでに三重県、和歌山県、愛媛県、高知県、大分県、鹿児島県などで発見されている、とあります。この図鑑は1993年12月の発行ですから、15年少しで九州、四国、紀伊などから関東まで北上したことになります。これは、かなり著しい「北上率」です。
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落葉の上に移して撮影.しかし、葉裏は白過ぎた(2008/01/11)

 しかし、「外来種ハンドブック」にはミナミトゲヘリカメムシの名は載っていません。Internetで調べてみても外来種ではなく、沖縄諸島等に元から居た種類の様です。
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別の落葉に移す(2008/01/11)

 バランはストロボの反射で光るので、最初の1枚以降は落ち葉の上に移して撮影しました。しかし、かなり暖かい日だったせいか、南方系の虫でもかなり速く動いて葉裏に逃げようとします。何回か葉をひっくり返したりしている内に、何処かへ吹っ飛んでしまったのか、見失ってしまいました。何時もは真横からも撮ることにしているのですが、その写真が無いのは、モデルが消えてしまったからです。
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ミナミトゲヘリカメムシの顔
ヘリカメムシ類の顔は何れもよく似ている(2008/01/11)

 カメムシの仲間は集団で越冬する習性を持つものがかなり居ます。残念ながら、成城では未だその様な「現場」を押さえていません。この辺りでは集団を作るほど個体密度が高くないのかも知れませんが、現在、集団を「捜索中」です。

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