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2007年12月 3日 (月)

テンサイカスミカメ

 今日は、またカメムシに戻ります。駅から約300mの2丁目にある空き地に居たテンサイカスミカメです。
 大きさや大まかな外形は、既に紹介したウスモンミドリカスミカメによく似ています。始めは、このウスモンの緑色の濃い個体かと思いましたが、マクロレンズで覗いていると、何となく雰囲気が違います。どうやら、別種の様です。

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テンサイカスミカメ.綺麗な緑色をしている.翅端まで4.5mm
(クリックで拡大表示、以下同じ)
(2007/11/15)

 家に帰ってコムピュータで見てみると、ウスモンとは大部違っていました。先ず、全身がかなり長い毛に被われています。触角にまで毛が生えているのが見えます。
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斜め横から見たテンサイカスミカメ.かなり毛深い(2007/11/15)

 更に、横から見ると翅が体よりも随分長くなっています。ウスモンの方は、翅は胴体より僅かに長いだけですが、このテンサイカスミカメは、翅の1/3位がお尻からはみ出しています。
 結果的に、ウスモンよりも細長くなっている様です。尤も、この翅の長さは雌雄で異なっているのかも知れません。
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ほぼ真横から見たテンサイカスミカメ.翅が長い(2007/11/15)

 テンサイカスミカメは、アカホシカスミカメと同様、この2丁目の空き地でしか見つかりませんでした。他の住宅地に囲まれた方々の空き地はおろか、3丁目や4丁目の緑地でも全く見ていません。
 「テンサイ(甜菜:ビート)」の名が付いていますが、テンサイだけではなく広くアカザ科の植物に寄生するそうです。この2丁目の空き地には、かなりアカザが生えていましたから、それを目当てに来ていたのでしょう。
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ほぼ真上から見たテンサイカスミカメ(2007/11/15)

 このカメムシ、テンサイの害虫として知られている位で、決して珍しい種類ではない様です。しかし、不思議なことにInternetで検索しても10サイトもヒットしません。旧称のテンサイメクラガメで検索すればもっと少なくなります。
 また、画像は検索では一つも出て来ませんでした(検索には引っ掛からない「カメムシBBS」の過去の記録中に1枚だけ写真がありました)。写真を掲載するのは、このWeblogが最初の様です。そこで、オマケにもう1枚掲載しておきます。
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おまけの1枚(2007/11/15)

 もうすっかり初冬の様相を帯び、虫もグッと少なくなりました。しかし、まだ10~11月に撮った写真が残っています。暫くは、虫の紹介を続けることが出来そうです。

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