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2007年10月 6日 (土)

ハラビロカマキリ


 「四丁目緑地」に生えているオオケタデには、大小様々な昆虫が沢山やって来ます。当然、虫が沢山集まれば、その捕食者も何処からともなく現れます。

 クサカゲロウの幼虫やテントウムシの様なごく小さな捕食者も居ましたが、カマキリ類も4頭以上見付けました。

 今日は、その内からハラビロカマキリを紹介します。


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オオケタデにぶる下がるハラビロカマキリ.クリックで拡大(2007/09/28)



 ハラビロカマキリは、その名の通り、体長に比して幅の広いカマキリです。体長はオオカマキリやチョウセンカマキリよりもかなり小さく6~7cmしか有りませんが、幅の方はオオカマキリ等と同じか、或いは、やや太めかも知れません。

 特に獲物の多きときなどには、お腹はパンパンに膨れて、幅1.5cm位にもなります。

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ハラビロカマキリの顔(別個体).オオカマキリよりも丸味があり柔和(2007/09/28)



 先日、我が家にいたハラビロカマキリとオオカマキリを観察したところ、ハラビロカマキリは非常に徹底した待ち伏せ型で、獲物が余り来なくても同じ所に何日も留まって居ました。一方、オオカマキリは徘徊型と言うべきで、虫が沢山来る花の上でも、彼方此方歩き回って捕食しており、虫が沢山来るにも拘わらず、2日したら行き方知れずになってしまいました。

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上の写真と多分同じ個体.約1週間後(2007/10/04)



 このオオケタデにしがみついているハラビロカマキリも、2週間以上殆ど同じ所で逆さにぶる下がっていました。恐らく、今でも同じ場所に居ることでしょう。


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