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2007年6月 9日 (土)

キタヒメヒラタアブ

 この町で、最近一番多いヒラタアブがこのキタヒメヒラタアブです。体長8~11mm位の小さな、しかも体の細いアブですから、虫に興味のない方には、恐らく目に映らないと思います。
 空中静止と「瞬間移動」を繰り返しながら飛んでいますが、時々、草木の葉等に止まります。トンボと同じく、尖ったもの先端がお好みの休憩所の様です。

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キタヒメヒラタアブ(雌).スプーンの様な形をした平均棍がよく見える(2007/05/20)

 上の写真の様に眼と眼の間が開いているのが雌で、雄は下の写真の様に左右の眼がくっ付いています。
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キタヒメヒラタアブ(雄)(2007/05/20)

 ハナアブ科に属しますが、大きなアシブトハナアブやナミハナアブ等の幼虫が汚水に発生するオナガウジ(尾長蛆)なのに対し、ヒラタアブ類の幼虫は草木の上を徘徊してアリマキやハダニの様な微小な昆虫を餌にします。
 テントウムシ(ニジュウヤホシテントウを除く)と並んで、園芸家の味方です。
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空中静止するキタヒメヒラタアブの雄(2007/05/20)

 昆虫は一般に2対の羽を持ちますが、カやアブ、ハエにには前方の1対しかありません。後の1対は平均棍と呼ばれる棍棒状あるいはシャモジ状の構造に変化しています。この平均棍は飛行するときにジャイロコンパス的な役目を果たしており、実験的にこれを削除すると全く飛べなくなるそうです。上の写真の様に、空中静止が得意なのも、この平均棍のおかげの様です。

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