ノハカタカラクサ
先月の下旬に帰国しました。しかし、シッカリ疲れ果てて表に出る気力が無く、今までWeblogの更新をサボっていました。今日から再開します。
昨日、久しぶりの好天だったので、国分寺崖線を歩いてみました。ビックリしたのは、昨年ススキを撮った空き地が整備されて公園になっていたことです。これでまた昆虫や野生植物の住処が1ヶ所減りました。
今時の人は、管理されていない藪を目の敵にしている様な気がします。昨年つくづく感じたことは、この様な藪こそ野生植物と昆虫の宝庫だと言うことでした。非常に残念、いや残念を通り越して憤りを感じています。
さて、今日紹介するのはノハカタカラクサです。カタカナで書くと何処で切ったらよいのか一寸考えてしまう様な名前ですが、「野博多唐草」とすると簡単に憶えられます。トキワツユクサの別名もあります。これは、この草が冬でも枯れない常緑多年草だからです。
![]() ノハカタカラクサ.ツユクサに似ている(2007/04/26) |
残念ながら、と言うか、やはりと言うか、南米原産の帰化種です。
御覧の様に、植物体は明らかにツユクサに似ています。そして、実際にツユクサ科ですが、ツユクサ属(Commelina)ではなく、ムラサキツユクサ属(Tradescantia)に属します。
![]() ノハカタカラクサの花(2007/04/26) |
花を拡大してみると、6本の黄色い葯の付いた雄蕊と沢山の長毛が見えます。この長毛は花糸の下部から出ているものです。花の直径は1cm程度で中々可憐です。まだ少ししか花を着けていませんでしたが、もし沢山咲いていればとても綺麗に見えるでしょう。
花期は5月~8月とされていますが、もう咲いていました。暖冬のせいでしょうか?
見付けた場所は、3丁目の崖線直下のある御宅の裏庭です。
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