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2006年11月14日 (火)

マダラコシボソハナアブ

 少し前のことになりますが、8丁目の駐車場で妙な虫を見付けました。始めは久しぶりにジガバチの1種に出会ったのかと思いましたが、完全な空中静止をするアブの1種でした。体長約1cm、しかも体が細いので注意しないと見逃してしまう程の大きさです。

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マダラコシボソハナアブの空中静止(2006/10/10)

 今まで見たことのない種類なので、急いで絞り値も露出補正も確認しないまま、まず空中静止しているところを1枚撮ったのが上の写真です。偶然にもチャンと撮れていました。絞り値はF6.7でしたから奇跡に近いと言えます。
 アブの種類は良く知りませんが、「ハナアブの世界」という専門的なサイトで調べるとハナアブ科、ヒラタアブ亜科、コシボソハナアブ族に属すマダラコシボソハナアブのようです。
 これまで成城付近で見た記憶はありません。この辺りでは稀な種類ではないかと思います。
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ツユクサの花に逆さになってとまるマダラコシボソハナアブ(2006/10/10)

 もっぱらツユクサの花に御執心の様でした。花にとまりながら、腹を曲げたり伸ばしたりしています。ヒラタアブなどもよくこの屈伸運動をしますが、どの様な意味があるのでしょうか?
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ツユクサの花にとまるマダラコシボソハナアブ(2006/10/10)

 しかし、一見したところではどう見ても蜂です。非常に良くできた擬態と言えるでしょう。
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裏側から見たマダラコシボソハナアブ(2006/10/10)

 裏から見ると、胴体(腹部)の上部が異常なほど細く平らなのが分かります。先の丸いシャモジの様な突起は平均棍と呼ばれるもので、後翅の退化したものです(アブ・ハエ・カなど双翅目の昆虫の羽は1対しかありません)。奇妙な構造ですが、飛行時のバランスをとるのに重要な役目を果たしているのだそうです。

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