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2006年11月の15件の記事

2006年11月29日 (水)

マガモ(雄)

 少し前のことですが、仙川にカモを見に行ったら、マガモの雄が1羽だけ来ていました。
 やはりマガモはドッシリしていて貫禄があります。喧嘩も強いのか、自分の進路にいる他のカモを突いて追っ払ったりしていました。

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岩の上で休むマガモ(雄)(2006/11/12)

 全長が一番長いカモはオナガガモです。しかし、これはオナガガモの名の通り尾っぽが長いせいで、体重はマガモの方が重いのではないでしょうか。
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川の中で悠々と泳ぐマガモの雄(2006/11/12)

 写真では余り明瞭ではありませんが、マガモの雄は首の上部が濃い緑をしているので「青首」とも呼ばれます。最も美味な鴨として知られており、この為地方によっては乱獲により減少して今では禁猟になっているところもあるようです。  胸の部分は濃い褐色で、頭部の濃緑色との間には幅の狭い白い帯があり、ちょうど白い首輪をしているように見えます。
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マガモの雄.ちょうど陽が射してきた(2006/11/12)

 成城付近の仙川ではマガモは珍しい鳥の部類に入ります。その後、何回か仙川に行ってみましたが、残念ながら未だにマガモに再会していません。

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2006年11月27日 (月)

ツマグロキンバエ

 今回はまた国分寺崖線下の花に来ていた虫の続きです。今日はツマグロキンバエ。
 キンバエなどというと汚いところに集るハエの代表のようですが、このツマグロキンバエは専ら花にやって来ます。体長7~8mmの小さなハエです。この写真を撮ったセイタカアワダチソウに最も沢山来ていたのは、このツマグロキンバエでした。1株の花に20~30匹位いたのではないでしょうか。

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ツマグロキンバエ。その1(2006/10/12)

 ここでは「ツマグロキンバエ」としていますが、背中の青みが強いのと、少し茶色っぽい個体があるような気がします。1種類ではないのかも知れませんが、専門家ではないので何とも言えません。
 普通のハエと較べ、体長の割に高さ(厚さ)があるので、大きく接写しようとするとなかなか全体に焦点が合いません。かえって横から撮った方が綺麗に撮れるようです。
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ツマグロキンバエ.その2(2006/10/12)

 眼に奇妙な模様があります(下の写真)。これが何のためにあるのか、調べてみましたが良く分かりませんでした。何分にも複眼という機構の良く分からない眼に付いている模様ですから、人間には思いもよらない特別な意味があるのかも知れません。
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ツマグロキンバエ.眼に模様がある(2006/10/16)

 このツマグロキンハエは花の上か、稀に草などの葉の上にいるのを見るだけです。しかし、クロバエ科ですから幼虫が生活しているのは余り綺麗なところではないでしょう。調べてみましたが、これも良く分かりませんでした。動物の死骸に付くという話もありますが、これだけ沢山いるのですから、何処にでもあるごく普通の発生源が存在するはずです。
 それにしても、セイタカアワダチソウ1株に20匹以上もいるハエの生活史が良く分からない、というのは変な話です。もちろん、ハエの専門家は知っているのでしょうが・・・。

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2006年11月26日 (日)

ハシビロガモ(雌)

 先日、例によって早朝に仙川の縁を散歩していると、妙なカモがいるのに気がつきました。遠目にはオナガガモの雌の様に見えましたが、嘴が大きい。
 ハシビロガモです。

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ハシビロガモの雌.嘴が大きい(2006/11/12)

 雌1羽のみです。
 大きさは、オナガガモよりやや小さく、一番下の写真では奥にいるヒドリガモよりも少し小さく見えますが、実際は殆ど同じ大きさです。
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ハシビロガモの雌.嘴はシャモジの様(2006/11/12)

 このシャモジのような嘴を使って、水中のプランクトンや植物の種子などを漉し取るのが得意なのだそうです。
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ハシビロガモの雌.奥はヒドリガモの雄(2006/11/18)

 数日後にまた行ってみましたが、相変わらず1羽のみで、寂しく(?)泳ぎ回っていました。
 雌の模様は地味ですが、雄は黒と白のコントラストの強い色合いをしています。この雌のためにも、雄が来ればよいのにと思っていますが、まだ現れないようです。

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2006年11月25日 (土)

オオセイボウ

 今回も国分寺崖線下に居た虫の続きです。しかし、今日紹介するのはありふれたアブなどではなく、宝石の様に光り輝くハチ、オオセイボウです。この辺りでは昔から少ないハチで、出会ったときには「まだ居るのか」と感激しました。
 体長15mm位の比較的小さなハチです。「セイボウ」とは妙な名前ですが、漢字では「青蜂」と書くのだそうで、これで納得がいきます。
 外骨格(殻)が非常に固く、むかし標本にするとき虫ピンが刺さらなくて苦労した記憶があります。

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コセンダングサの花にとまるオオセイボウ
お尻が大きい(2006/10/12)

 このハチ、意外にも寄生バチなのです。スズバチというトックリバチに似たハチに寄生します。スズバチ(鈴蜂)です、スズメバチ(雀蜂)ではありませんよ!! 間違えている人が沢山居るようです。
 セイボウの仲間は他にも色々いますが、みな金属光沢を持ち、また、寄生性です。
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オオセイボウ.可愛い顔をしている(2006/10/12)

 ドロバチの類(スズバチ、トックリバチもこれに含まれます)は、以前と比べると非常に少なくなりましたが、なぜかスズバチだけはしばしば見かけます。我が家の庭にも時々来ますが、警戒心が強くなかなか良い写真が撮れません。
 ドロバチ類は、泥で壺状の巣を作り、幼虫の餌にする芋虫などを狩ってきてその壺の中に詰め込み、卵を産み付けます。オオセイボウは更にそこに卵を産むわけです。しかし、どうもその後がよく分かりません。スズバチの幼虫をまず殺してから芋虫を食べるのか、芋虫を食べるスズバチの幼虫に内部寄生するのか、或いは、芋虫を食べて大きくなったスズバチの幼虫を食べるのか・・・。ご存じの方が居られたらお教え下さい。
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コセンダングサの花に頭を突っ込むオオセイボウ.やや後ピン(2006/10/12)

 このオオセイボウは少し羽が破けています。一応は飛べますが、専らコセンダングサの上をあちこち歩き回っていました。歩く速度がけっこう速く、写真を撮るのは一苦労でした。
 しかし、久しぶりにオオセイボウの青色に輝く姿を見て、何故かとても晴ればれとした気持ちになりました。

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2006年11月24日 (金)

アシブトハナアブ

 もうすっかり晩秋となり、秋の花も終わってしまいましたが、まだ国分寺崖線下で撮った写真が沢山ありますので、秋の花にやってきた虫の紹介を続けることにします。
 今日はアシブトハナアブです。この辺りではシマハナアブと並んでごく普通のハナアブで、我が家の庭にもやって来ます。

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セイタカアワダチソウにとまるアシブトハナアブ(2006/10/12)

 一見綺麗な虫ですが、幼虫は「尾長蛆」といって汚水中に棲む余り感じの良くない蠕虫です。
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アシブトハナアブ.その2(2006/10/12)

 蜂と似ているので、よく蜂と間違えて騒ぐ人がいます。蜂は羽が2対、アブは1対なので、羽を広げていれば容易に区別が付きます。
 しかし、種類によっては羽を畳んでしまうアブもあり、その様な場合には良く分からないことがあります。
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アシブトハナアブ.脚(腿)が太い(2006/10/12)

 実際、アブの中には蜂ソックリの虫がいます。しかし、頭を見て複眼がハエの様な形をしていればアブです。
 また、蜂の体(外骨格)はかなり固く、アブは柔らかいのですが、慣れない人には見分けが付かないかも知れません。ちょうど、カミキリムシは固く、カミキリモドキやジョウカイボンが柔らかいのと似ています。

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2006年11月23日 (木)

サザンカ

 今日は野生種ではありませんが、サザンカを取り挙げることにします。サザンカは私の好きな花なのです。
 今秋、この辺りではチャドクガが猛威を振い、丸坊主になったツバキやサザンカをあちこちで見かけます。しかし、良く管理されていて殆ど被害を受けていない木もあります。そういうお宅のサザンカを撮ってきました。

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二重のサザンカ.中央の黒斑はアリ(2006/10/13)

 サザンカはツバキとよく似ていますが、子房に密毛を持ち、花糸(雄蕊の軸)が基部のみで合生し、成熟した葉の裏面に黒点がないこと、などで区別されます(ツバキは子房が無毛、花糸は中程まで合生、成熟葉裏面に黒点があります)。
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サザンカ.その2(2006/10/15)

 しかし、園芸品種ではツバキとの交雑種もあり、区別は容易ではありません。あるベテランの植木屋さんは、ツバキは枝と枝、或いは、枝と幹の分かれ目(股の部分、内側)が鋭角だがサザンカでは丸くなる、と言っていました。確かにこれで普通のサザンカは見分けられる様です。
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サザンカ.その3.花弁が細く野生種に近い(2006/10/15)

 文献によると、園芸種のサザンカには、サザンカ系、カンツバキ系、ハルサザンカ系の3系統があるそうです。ここに載せた写真は総てサザンカ系だと思います。
 一重か二重のサザンカだけで、八重は好きではないので撮っていません。
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サザンカ.その4(2006/10/15)

 一応サザンカの品種図鑑を持ってはいますが、品種の判別は容易でないので、推測による品種名は書かないことにしました。
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サザンカ.その5(2006/10/16)

 自宅にも白の一重を1本植えたいのですが、最近の園芸店では「富士の峰」の様な八重の品種ばかりを置いており、未だに気に入った品種を見付けることが出来ません。
 実は、近くのお宅の垣根に白一重で大輪のサザンカが植わっていたので、これの穂先を頂いて挿し木をしようかと思っていたのですが、所有者が替わって庭も垣根も大幅に変えてしまいました。今では、そのサザンカは無くなり、代わりに金木犀が植っています。残念至極!!

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2006年11月22日 (水)

オナガガモ(エクリプス)

 このところすっかり寒くなり、水鳥たちも季節に応じて繁殖羽に換わりました。綺麗になった雄鳥たちを紹介する前に、少し前の地味な雄鳥の写真を挙げることにします。私は200mmまでのレンズしか持っていないので、鳥ネタは限られます。まァ、一種の引き延ばし作戦です。
 今日は換羽前のオナガガモを紹介します。川は例によって仙川です。
 繁殖羽でない状態を「エクリプス(Eclipse)」と言います。エクリプスというと私などは天文の「掩蔽」の方に頭が行ってしまいますが、種の区別が明瞭な繁殖羽をエクリプス(隠)しているという意味でしょう。だから、エクリプスの状態では種の区別が難しくなります。

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オナガガモ.手前左が雌で他は雄(2006/10/12)

 オナガガモはカルガモと殆ど同じ大きさですが、尾っぽと首が長く、嘴も尖っています。換羽の前は雄雌が似通っていますが、良く見ると模様が違います。
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オナガガモ.手前が雄、奥が雌(2006/10/12)

 雌はやや全身が茶色がかった細かい模様をしていますが、雄の方は少し青みがかり、背中の模様はかなり大柄で、首の近くは模様が不明朗です(今日の写真はみな陽の当たる前に撮ったもので、少し青緑がかって妙な色具合になっています。これを補正すると、背景が真っ赤になってしまうのでギリギリのところで止めてあります)。
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オナガガモ.左が雄、右が雌.雄は嘴の色が良く分かるが、
雌はハッキリしない(2006/10/12)

 オナガガモの嘴は中央が黒く、両側が少し青みを帯びた灰色をしています。雌ではよく分からないことが多いようですが、雄では明瞭です(写真をクリックして拡大して見て下さい)。
 ですから嘴を見れば、エクリプスでも雄のオナガガモを容易に見分けることが出来ます。

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2006年11月21日 (火)

アキアカネ

 もう時機を逸してしまいましたが、今日はアキアカネを取り上げることにします。
 国分寺崖線の下にはアキアカネが沢山おり、今日の写真は、昨日紹介したハナムグリの来ていたセイタカアワダチソウの直ぐ横に10頭位いたのを撮ったものです。
 トンボという虫は、離れて撮ると余程模様に特徴でもない限り余り面白い写真になりませんが、近接では中々良い被写体になってくれます。

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アキアカネ.その1(2006/10/16)

 特にアキアカネの場合、青空を背景に下からストロボで日中シンクロにすると、空の青さにトンボの紅色あるいは黄色が映えて、良いコントラストを生じます。
 胸部側面の3本ある黒い筋の内、真ん中の筋が先細りになって消えているのがアキアカネの特徴で、これが広い幅のまま突然終わっていればナツアカネです。
 写真は沢山あるので、今日は大盤振る舞いです(写真をクリックして拡大して見てやって下さい)。
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アキアカネ.その2(2006/10/16)

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アキアカネ.その3(2006/10/16)

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アキアカネ.その4(2006/10/16)

 もっと接近すると、一寸怖い感じになります。
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アキアカネの頭部(2006/10/16)

 頭部にはかなりの剛毛が生え、顎は頑丈でこれに囓られたらかなり痛そうです。脚には捕まえた虫を放さないためのもっと大きな棘が沢山付いています。
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アキアカネ頭部の拡大(2006/10/16)

 頭部のみを拡大してみました。複眼は一様ではなく、部分的に膨らんでいる部分があり、また、細かい網目状の構造が見えます。なお、複眼の中の白っぽい部分はストロボの反射で、本来の構造ではありません。

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2006年11月20日 (月)

コアオハナムグリ

 最近は忙しくて更新が進んでいません。もう少し古くなってしまいましたが、セイタカアワダチソウに来ていた虫の話を続けることにします。
 今日は、ハナムグリです。花にやってくる普通種のハナムグリには互いに良く似たハナムグリ、アオナハムグリ、コアオハナムグリの3種がいますが、これはコアオハナムグリの様です。体長は13mm前後で、名前の通り小型です。
 最近は町中では全く見かけません。しかし、国分寺崖線下にはまだ沢山いて安心しました。

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コアオハナムグリ.背中は褐色(2006/10/10)

 色彩の個体変異が大きく、緑色から赤味を帯びた茶色まであり、背中(前翅)の斑紋も変化に富んでいます。また、上の3種の中では最も毛深い種類です。
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コアオハナムグリ.名前の通り緑色(2006/10/10)

 見た通りコガネムシに近い仲間ですが、幼虫はネキリムシではなく、カブトムシに似て朽ち木などの腐植の中に棲んでいます。
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コアオハナムグリ.少し金色を帯びているように見える(2006/10/10)

 個体数はかなり多いのですが、みな体を丸め頭を花の中に突っ込んでいて、中々良い写真が撮れません。モデルとしては失格です。

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2006年11月14日 (火)

マダラコシボソハナアブ

 少し前のことになりますが、8丁目の駐車場で妙な虫を見付けました。始めは久しぶりにジガバチの1種に出会ったのかと思いましたが、完全な空中静止をするアブの1種でした。体長約1cm、しかも体が細いので注意しないと見逃してしまう程の大きさです。

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マダラコシボソハナアブの空中静止(2006/10/10)

 今まで見たことのない種類なので、急いで絞り値も露出補正も確認しないまま、まず空中静止しているところを1枚撮ったのが上の写真です。偶然にもチャンと撮れていました。絞り値はF6.7でしたから奇跡に近いと言えます。
 アブの種類は良く知りませんが、「ハナアブの世界」という専門的なサイトで調べるとハナアブ科、ヒラタアブ亜科、コシボソハナアブ族に属すマダラコシボソハナアブのようです。
 これまで成城付近で見た記憶はありません。この辺りでは稀な種類ではないかと思います。
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ツユクサの花に逆さになってとまるマダラコシボソハナアブ(2006/10/10)

 もっぱらツユクサの花に御執心の様でした。花にとまりながら、腹を曲げたり伸ばしたりしています。ヒラタアブなどもよくこの屈伸運動をしますが、どの様な意味があるのでしょうか?
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ツユクサの花にとまるマダラコシボソハナアブ(2006/10/10)

 しかし、一見したところではどう見ても蜂です。非常に良くできた擬態と言えるでしょう。
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裏側から見たマダラコシボソハナアブ(2006/10/10)

 裏から見ると、胴体(腹部)の上部が異常なほど細く平らなのが分かります。先の丸いシャモジの様な突起は平均棍と呼ばれるもので、後翅の退化したものです(アブ・ハエ・カなど双翅目の昆虫の羽は1対しかありません)。奇妙な構造ですが、飛行時のバランスをとるのに重要な役目を果たしているのだそうです。

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2006年11月10日 (金)

ゲンノショウコ

 しばらく虫の話ばかりでしたので、今回は植物にします。
 1月前のことですが、世田谷区立明正小学校の南に隣接する「成城三丁目緑地」の崖の途中でゲンノショウコが咲いているのを見付けました。今、何やら工事をしているところのすぐ脇です。

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ゲンノショウコ(赤花)(2006/10/09)

 昔からこの辺りに沢山生えていたのか、或いは、少なかったのか、良く憶えていませんが、余り見た記憶がありません。
 ゲンノショウコは普通高さ数10cmになるはずです。しかし、ここに生えているのは総て匍匐しており、高さは10cmに達しません。何となくゲンノショウコらしくなく、家に帰って調べてみましたが、やはりゲンノショウコのようです。
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ゲンノショウコ(赤花と白花)(2006/10/10)

 ゲンノショウコには赤花と白花があります。ここでは赤花と白花の両方がほぼ同じ頻度で咲いており、ところによっては混ざって咲いているので、同じ個体に両方の花が着いているのかと思ってビックリしましたが、やはり別々の個体でした。
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ゲンノショウコ.赤花の拡大(2006/10/10)

 拡大してみると、花の構造が良く分かります。雌蕊の先端が5つに分かれ、葯は10個あります。しかし、白花の方では1つとれてしまって葯は9個しか付いていません。
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ゲンノショウコ.白花の拡大(2006/10/10)

 花は直径1cmくらいで小さいですが、なかなか綺麗な花です。もっと大きな花が着けば、薬用だけではなく園芸用としても人気が出るでしょう。

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2006年11月 9日 (木)

オオスズメバチ

 一昨日紹介したシロスジベッコウハナアブの写真を撮っていた時、直ぐ横でスズメバチがブンブン羽音を立てて遊弋していました。シロスジベッコウハナアブは僅か10数秒で何処かへ飛んでいってしまったので、今度はこのスズメバチを撮ることにしました。
 高さ40~50cmくらいの藪の中で飛び回っています。かなり小さいのでコガタスズメバチだと思っていました。コガタスズメバチは樹上に巣を作るので、こんな低い藪の中に巣があるはずはありません。だから、安心してシロスジベッコウハナアブの写真を撮っていたのです。
 しかし、これは本当はオオスズメバチでした(「追記」参照)。オオスズメバチは土中に巣を作るので、巣の近くであれば危険だったかも知れません。
 良く見てみると、大きなバッタの様な死骸があり、オオスズメバチはそれを探しているようでした。
 オオスズメバチは他の多くのスズメバチ科の蜂(アシナガバチ類も含む)と同じく、狩りをして虫を捕らえ、その筋肉を団子にして巣に運び幼虫の餌とします。

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肉団子を作るオオスズメバチ(2006/10/12)

 始めはバッタと思いましたが、すぐ脇に大きな棘のある肢が落ちていたので、これはバッタではなくカマキリのようです。
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肉団子を作るオオスズメバチ.もう殆ど肉は無くなった
手前にカマキリと思われる棘のある肢が落ちている
(2006/10/12)

 肉団子を作っては、国分寺崖線の上の方へ飛んで行きます。きっと、その方向に巣があるのでしょう。何回か往復していました。
 上の写真では、もう筋肉は殆ど残っていません。
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近づいたら後ずさりするオオスズメバチ(2006/10/12)

 オオスズメバチは危険とされていますが、子供の頃はクヌギの樹液に集るオオスズメバチを追い散らしてクワガタを採っていた位で、向かってくることもありますが、大したことはありません。肉団子を作っているところの真剣な顔を等倍接写してやろうと思って大いに近づいたら、後ずさりして団子も持たずに飛んで逃げてしまいました。随分気の弱い蜂のようです。

追記:このスズメバチは当初、コガタスズメバチと思い、その様に掲載していました。しかし、今日の朝撮影したスズメバチの種類を調べる為、最近購入した「日本の真社会性ハチ」を参照していたところ、このハチはオオスズメバチであることが判明しました。
 オオスズメバチとコガタスズメバチでは頭楯の形が違うばかりでなく、小楯板の色も違うことを知りませんでした。コガタスズメバチの小楯板は他の胸部と同じ黒色ですが、オオスズメバチでは写真の様に橙色をしています。
 これに伴い、表題と本文の一部を加筆・訂正致しました。(2008/10/23)

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2006年11月 8日 (水)

ベニシジミ

 喜多見との境に当たる国分寺崖線の下側に生息する蝶の中から、今回はベニシジミを紹介します。
 ベニシジミはありふれた蝶ですが、昔から町中では見ない種類なので、30年ぶりに実家に戻ってから崖線下で最初に再会したときは少し感激しました。

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ベニシジミ.今頃綺麗な個体は少ない(2006/10/12)

 ベニシジミの食草はタデ科のスイバ(スカンポ)やギシギシで、確かにこれらは町中の空き地では見かけません。なぜ、町中には生えないのか、考えてみるとちょっと不思議です。何れも帰化種ではなく在来種のせいでしょうか。
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コセンダングサで吸蜜するベニシジミ(2006/10/12)

 ベニシジミの写真は、どういう訳か、余りたくさん撮っていませんでした。普通種中の普通種なので、つい無視してしまったのかも知れませんが、等倍接写の写真が無いところを見ると、かなり敏捷で近づきにくいのが写真の少ない理由のようです。

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2006年11月 7日 (火)

シロスジベッコウハナアブ

 やっと10月に撮った写真の整理が終わりました。何回も国分寺崖線に行ったので、同じ虫を何回も撮ることになり、整理しないと写真の選択ができず、結果的にWeblogの更新が滞っていました。これでようやく原稿を書くことが出来ます。
 今回もまた、セイタカアワダチソウに来ていた虫を紹介します。非常に大型のハナアブで、ハナアブ類の分類は難しいのですが、どうやらシロスジベッコウハナアブという種類のようです。

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セイタカアワダチソウに来たシロスジベッコウハナアブ(2006/10/12)

 オオハナアブよりもずっと綺麗で、また2周りくらい大きく、飛ぶときには非常に大きな羽音を立てます。
 このシロスジベッコウハナアブはサッとやって来て、サッと何処かへ行ってしまいましたが、私の直ぐ脇30cm位のところで遊弋していたオオスズメバチ(近日中に紹介予定)よりも大きな羽音を立てていました。
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シロスジベッコウハナアブ.非常に大型(2006/10/12)

 オオハナアブは我が家の庭にも時々やって来ますが、このシロスジベッコウハナアブは家では見たことがありません。
 国分寺崖線付近でも見た記憶がなく、この辺りではかなり珍しい種類なのかも知れません。
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シロスジベッコウハナアブ.羽音も大きい(2006/10/12)

 ハナアブ類は、幼虫(尾長蛆)にあまり好感を持てないせいもあり、これまで関心が薄かったのですが、最近はカメムシと並んで、妙に興味を感じています。これからも色々なハナアブ類を登場させる予定です。

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2006年11月 5日 (日)

ツマグロヒョウモン

 先日取り挙げたモンキチョウはコセンダングサに来ていましたが、コセンダングサの生えている直ぐ横にセイタカアワダチソウの小さな群落があります。ここにも当然沢山の虫がやって来ています。

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セイタカアワダチソウにやって来た虫たち.ニホンミツバチ、ツマグロキンバエ、
ハナムグリの1種その他が写っている(2006/10/12)

 御覧のように蜂やアブ類が主で、蝶は多くありません。しかし、マグロヒョウモンやベニシジミは結構セイタカアワダチソウも好きなようです。
 今回は、そのうちツマグロヒョウモンを取り挙げることにしました。
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ツマグロヒョウモンの雌.その1(2006/10/16)

 ツマグロヒョウモンがこの辺りに初めて現れたのは2年前の晩夏です。しかし、たった2年間でもう完全に普通種になってしまいました。
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ツマグロヒョウモンの雌.その2.ツマグロキンバエとハラナガツチバチの1種も
一緒に写っている(2006/10/16)

 しかし、こういう綺麗な蝶が普通種になるのは、まァ、結構なことではないでしょうか。もっとも、スミレ愛好家には迷惑千万でしょうが・・・
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ツマグロヒョウモンの雌.その3(2006/10/16)

 雄の写真もあったと思っていましたが、この国分寺崖線下で撮った写真を整理して見ると、何故か雌ばかりでした。
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ツマグロヒョウモンの雄(2006/10/09)

 そこで町中で撮った雄の写真を載せておきます。しかし、どうも蝶のとまっている植物が気に入りません。たとえ帰化種とはいえ野草にとまっている写真の方がずっと素敵に見えます。

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