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2006年10月10日 (火)

ホシホウジャク(幼虫と成虫)


 先日紹介したヘクソカズラは成城学園の南側にある小田急線に面した柵に絡んでいたのですが、数日後にホシホウジャクの幼虫を探しに行ったら全部刈り取られて無くなっていました。

 幸いもう1個所、家の近くの空き地にもヘクソカズラが生えていますので、行って探してみたところチャンと幼虫がいました。

 しかし、この時撮った写真は葉柄が一寸邪魔になっているし、尾角も少し隠れているので、もう一度撮り直そうと思って機会を待っていましたが、この幼虫君、ヘクソカズラの蔦を伝って隣に生えている寒椿の梢の高いところへ行ってしまい、ついに写真は撮れませんでした(災難に遭わなければもう蛹化しているでしょう)。仕方ないので、最初に撮った写真を出すことにします。
 


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ヘクソカズラの蔓にいたホシホウジャクの終齢幼虫(2006/09/26)



 普通のスズメガの幼虫よりはスマート。色も綺麗な淡緑色で小さな淡色点を散りばめ、白いストライプが縦に一本入って全体を纏めています(なお、他に褐色型もあります)。

 さて、その成虫の方ですが、これは町を歩いていてもなかなか撮影の機会がありません。花にとまることはせず、空中静止をして吸蜜しますが、何しろ動作が機敏で、花から花へ瞬時に移動するので一眼レフではなかなか焦点を合わせる暇がありません。


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ホトトギスで吸蜜するホシホウジャク1(2002/10/18)



 しかし、カクトラノオ、メドーセージ、ホトトギスなどの花の場合には、蜜の量が多いのか、一つの花に30秒位留まって動かないことがあります。こういう時が撮影のチャンスです。これらの花は我が家で咲いていますので、町を歩いて探すよりも家で待った方がずっと効率的と言えます。

 一眼レフでも何とか撮ることが出来ましたが、その写真は既に「我が家の庭の生き物たち」で紹介してしまったので、ここでは昔撮った写真を載せることにします。本当のことを言うと、こっちの方が良く写っています。

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ホトトギスで吸蜜するホシホウジャク2(2002/10/19)



 これは一眼レフではなく、コンパクト・カメラで撮ったものです。空中静止をする昆虫を撮るには、実はこの方がずっと簡単なのです。と言うのは、コンパクト・カメラはレンズの焦点距離が短いので、被写界深度が深いからです。

 ストロボを強制発光に設定し、予め木の葉か何かで20cm位の所に焦点を合わせ(普通はその前にマクロモードにする必要があるでしょう)、シャッターを半押しして、焦点を固定させます。そのまま空中静止しているホシホウジャク(その他空中静止する昆虫ならば何でも)に近づき、おおよそ20cmの所までカメラを持って行き、液晶モニターを見て旨く構図がとれていたらシャッターを押します。一眼レフと違い、カメラだけを前に出して撮影するので、撮られる方も余り警戒しないようです。シャッターを押そうとしてからストロボが発光する間に虫が逃げない限り、ほぼ百発百中に近い「命中率」で撮れます。


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ホトトギスで吸蜜するホシホウジャク3(2002/10/22)



 実はこうして撮ったホシホウジャクその他の写真が100枚近くあります。ここではその内の幾つかを載せましたが、そのうち寒くなってネタが無くなったら、また別の写真を採り上げるかも知れません。



[追記]: その後、「ホシホウジャクの幼虫(5齢=終齢)」を掲載しました。頭部、尾部、胸部等の詳細な写真があります。幼虫に関心がお有りの方は此方へどうぞ。


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