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2006年10月の16件の記事

2006年10月29日 (日)

コサギ

 先日仙川(川の仙川)に行ったとき、ちょうどコサギが1羽来ていました。コサギは野川ではごく普通ですが、仙川ではあまり見かけません。
 餌になる小魚もいるようで、写真には撮れませんでしたが、数cmの小魚を捕まえて呑み込むのを見ました。

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コサギ.その1(2006/10/21)

 サギ類には似たような鳥が何種類かあります。しかし、嘴と脚が黒く、脚の指の部分(と眼の周り)が黄色ければコサギです。
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コサギ.その2(2006/10/21)

 このコサギは人をあまり警戒せず、よいモデルになってくれました。
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コサギ.その3.右側の石の周囲を狙っている(2006/10/21)

 今年の仙川は例年よりも鳥が多いようです。草食性のカモ類の他に、カワウやコサギが来るというのは、餌になる小魚や節足動物、或いは、貝類などが増えてきたのかもしれません。  上の写真では、右側にある少し大きな石の周りを狙っていました。
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コサギ.その4(2006/10/21)

 何事でも、姿の美しいというのは結構なことで、コサギはよい被写体になってくれます。しかし、あまりにも真っ白なので、写真にすると白飛びしてしまうのが困りものです。

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2006年10月28日 (土)

イシミカワ

 先日掲載したオオオナモミの横に、イシミカワが沢山絡んでいました。イシミカワはタデ科に属し、以前変な植物名の例として挙げた「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」や「アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)」と同属(Persicaria)の近縁種です。だから、同じ様な逆棘があります。

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イシミカワ(2006/10/10)

 子供の頃は、この棘でよく怪我をしたものです。尤も、棘のある植物で一番被害を受けたのはタラノキで、あの硬い棘で高いネット(捕虫網のネット、当時は絹製)を随分破きました。
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イシミカワの果穂(2006/10/10)

 もう花の時期は過ぎており、実しかありませんでした。一見花弁の様な構造が見えますが、これは果実で、花は緑色で目立たない、まァ、一言でいえばつまらない花です。
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イシミカワの果実(2006/10/10)

 果実は小さく、直径5mmくらいしかありません。しかし、なかなか良い色合いをしています。
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イシミカワの果実と種子(2006/10/10)

 この果実の中に、ほぼ真っ黒な直径3mmほどの種子が入っています。
 果実からは甘い汁でも出るのか、小さなアリが来ていました。アメイロアリという種類によく似ていますが、こういう小さなアリの種類の判別は私の能力を超えています。

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2006年10月26日 (木)

キンクロハジロ

 最近は朝起きがけに仙川(川の仙川)に散歩に行くことが多くなりました。カモ類がかなりいるからです。私の使っている機材では、小鳥はとても無理ですが、カモ位の大きさの鳥ならば何とかなります。
 既に紹介したカルガモの他にオナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロなどがいます。コガモと思しき鳥もいますが、今は時期的に繁殖羽ではない(エクリプス)ので、私にはまだ良く識別できません。
 今日はその中から、キンクロハジロを取り上げることにしました。

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キンクロハジロ(2006/10/21)

 キンクロハジロは仙川にいる他のカモ類とは違って、潜水を得意としています。潜水している時間は普段は10秒に達しませんが、ときにまるで鵜のように20~30秒潜り続け、15mくらい離れたところにポカリと浮き上がることもあります。
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潜水を始めるキンクロハジロ(2006/10/17)

 仙川は成城付近では両岸が高くなっており、水も澄んでいますから、潜水中のキンクロハジロを何枚か撮ることができました。
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潜水中のキンクロハジロ.その1(2006/10/17)

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潜水中のキンクロハジロ.その2(2006/10/17)

 成城付近の仙川ではキンクロハジロはどうも1羽しかいないようで、もっぱら東宝日曜大工センターの脇で潜っています。好物の餌がその辺りに多いのでしょう。
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何か獲物をくわえてきて水上で食べるキンクロハジロ(2006/10/21)

 キンクロハジロの顔を見ていて、どこかで見た顔だと思いました。キンクロハジロの嘴は普通のカモ類の様に先細りにならず、かえって少しラッパ状に拡がっているような感じがします。眼はいつも怒ったようなキツイ眼です。
 よく考えてみたら、眼は少し小さいですが、これはドナルドの怒った顔に似ています。しかし、ドナルドと違って、騒がしく叫き立てることはありません。

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2006年10月25日 (水)

モンキチョウ

 喜多見との境にある国分寺崖線の下側には帰化植物のコセンダングサがあちこちに咲いています。コセンダングサというのは舌状花(キク科の花の一見花弁のように見える部分)の無い冴えない雑草なので特に紹介はしませんが、これに色々な蝶が集まって来ます。他にセイタカアワダチソウも咲いていますが、蝶の多くはコセンダングサの方が好みのようで、このモンキチョウもセイタカアワダチソウでは吸蜜していませんでした。
 モンキチョウはかつては駅に近い我が家でも普通種でしたが、今では町中の住宅地で見かけることはありません。この辺りではもう絶滅したのかと思っていましたが、崖線下には沢山いて安心しました。

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コセンダングサの花にとまるモンキチョウ(2006/10/10)

 昔は上の写真の様な黄色っぽいのが雄、下の写真の様な白いのが雌とされていました。しかし、黄色い雌もいることが分かり、雄雌の区別は少し面倒になりました。正確な判別をするにはゲニタリア(交尾器)を見る必要があるようです。
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白いのはモンキチョウの雌(2006//)

 下の写真の様に、黄色同士で交尾しているものも見かけました。下の方のは、何処にもとまらず、ただぶら下がっているだけです。昆虫の世界では、こういうのは大概雄です。
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黄色の雄と黄色の雌が交尾中(2006//)

 モンキチョウの食草はマメ科の植物で、かなり広範な種類を食べます。町中の空き地で育っても不思議ではないのですが、最近は何故かマメ科の雑草が少なくなっています。やはりマメ科の植物を食べるツバメシジミが居なくなったのも同じ理由によるのかも知れません。

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2006年10月24日 (火)

シャクチリソバ

 シャクチリソバは最近この辺りでかなり繁茂している帰化植物です。国分寺崖線の他、野川や仙川の水辺にも生えています。特に区立明正小学校の南側にある「成城三丁目緑地」に一寸した群落があります。  種子中にルチンを豊富に含むので、元々生薬として持ち込まれ、小石川植物園で栽培していたのが逸出したと言われています。
 シャクチリソバとは一寸舌を噛みそうな名前ですが、漢字では「赤地利蕎麦」と書き、「赤地利」とは生薬名だそうです。

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シャクチリソバが群生(2006/10/15)

 普通のソバによく似ていますが、ソバが一年草なのに対し、シャクチリソバは種子の他に地下茎でも増える多年草で、それ故、シュクコンソバ(宿根蕎麦)と呼ばれることもあります。
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シャクチリソバの葉と花と実(2006/10/09)

 地下茎を持つこと以外でソバと異なる点は、ソバでは上部の花序近くの葉が葉柄を欠き、茎を抱くように着くのに対し、シャクチリソバでは花序の近くの葉でも明らかな葉柄を持っていることです。
 上の写真では、一見葉柄を欠くように見えますが、これは葉柄が茎にピッタリくっ付いている為で、チャンと葉柄があります。  また、ソバでは分岐した花序が全体として一つに纏まるのに対し、シャクチリソバではかなりバラバラに着きます。
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シャクチリソバの花(2006/10/09)

 個々の花もソバによく似ていますが、ソバの花には様々な色のものがあるのに対し、シャクチリソバでは一定している様です。5枚の白い花被(がく)、8本の雄蕊に紅い葯が着き、花被の基部と雌蕊は黄色をしています。
 拡大してみると、なかなか綺麗。
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シャクチリソバの花の拡大(2006/10/09)

 種子も2番目の写真に見えていますが、ソバとよく似た3稜をもつ三角形で、大きさはソバよりやや大きく8mm位あります。
 写真を撮った後で、明正小学校に隣接する成城3丁目緑地のシャクチリソバが群生していたところにもう一度行ってみました。残念なことに、群生していた場所の草地の半分ほどが生え際から刈られていました。今頃はきっと全部刈られて何も無くなっていることでしょう。

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2006年10月21日 (土)

コカマキリ

 喜多見との境にある国分寺崖線も今は住宅が多くなり、崖線に沿って約2km歩いても2/3位は住宅に挟まれた道を辿ることになります。
 そんな道でも、ムラサキシジミやウラギンシジミ、あるいは、このコカマキリなど、様々な虫に出会います。

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コカマキリ.但しこれは崖線沿いではない7丁目で撮影(2006/09/22)

 コカマキリは体色の変化が大きく、上の写真の様に枯草色をしたものから、下の写真の様な赤紫色を帯びた濃い色のものもあります。ただし、オオカマキリやハラビロカマキリの様な緑色の個体は無いようです。
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コカマキリ.色の濃い個体(2006/10/09)

 カマキリは一般に気性が荒く、人にも向かってくることさえありますが、このコカマキリはどうもかなり気が弱いようで、直ぐに逃げ出してしまいます。強敵に会うと、死んだふりをすることもあるそうです。
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コカマキリの怖い顔(2006/10/09)

 しかし、近くから見てみると、やはり凶暴な目付きをしています(写真をクリックすると横幅750ピクセルに拡大した写真が表示されます)。大きさが10倍もあったら、人間でもやられてしまいそうですね。
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コカマキリ.まるで金属製のロボット(2006/10/09)

 上の写真なんぞ、まるで金属製のロボットのようで(拡大して見て下さい)、未来映画にでも出て来そうな雰囲気です。・・・怖いですね~、恐ろしいですね~、サイナラ、サイナラ(若い人には分からないだろうなァ)。

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2006年10月20日 (金)

ススキ

 このところ天気の良い日が続いており、成城と喜多見との境にある国分寺崖線に何回も行って写真を沢山撮ってきました。
 ところが、色々妙なものも撮ってしまった結果、種類が分からないものが多くてなかなか整理がつきません。そこでまず、分かっているものから出すことにしました。
 まず最初は、ススキ。

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ススキ.その1(2006/10/10)

 最近はあまりススキの原を見なくなりましたが、結構沢山生えているところがありました。しかし、こういうのは、ブルトーザーか何かで更地にしてしまった土地なのでしょう。そういう場所には、ススキの種子が飛んできて、じきに優占種になることが多いものです。
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ススキ.その2(2006/10/10)

 ススキと言っても、よく見ると花穂の色や穂の密度が違うものがあります。ムラサキススキとかイトススキと呼ばれる型や変種があるそうですが、普通のススキでも花穂が金色で密度の高いのがあり、母が健在であった頃は、お月見の季節になると、よくこれを多摩丘陵まで採りに出かけたものです。
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ススキ.その3(2006/10/10)

 残念ながら、成城に生えていたのは余り密度の高くない、色も普通のススキだけでした。
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ススキの穂の拡大(2006/10/10)

 しかし、拡大してみると葯とブラッシの様な形をしている柱頭は濃い赤紫色をしているのが分かります。葯は長さ約2mm、柱頭は2.5mm位です。白っぽい光沢のある繊維状のものは小穂の基部から出ている毛で、ムラサキススキではこれが紫色をしています。
 これらの部分は同じススキでもかなり変異があるそうです。ススキを見たら、毛ばかりでなく葯や柱頭の色も調べてみると面白いかも知れません。

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2006年10月15日 (日)

オオオナモミ

 先日天気が良いので国分寺崖線に行ってきましたが、その途中で人手の入っていない空き地があったので入ってみると「オナモミ」が生えていました。成城ではかなり久しぶりで、些か感動致しました。
 しかし、正確には在来種のオナモミではなく、帰化植物のオオオナモミです。在来種のオナモミの実はもう少し細身で棘が少ない。

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オオオナモミ(2006/10/10)

 子供の頃は「オナモミ」の実で随分遊んだものです。セーターを着た子を見付けては後ろから気がつかれない様に投げつけて遊んでいました。一旦セーターにくっ付くと簡単には取れません。
 この遊びに使っていた「オナモミ」は在来種のオナモミよりももっと棘が多かったと思いますから、実際には帰化種のオオオナモミだったのでしょう。
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オオオナモミの実(2006/10/10)

 写真を見てみると、棘の先端が曲がっており、一度くっ付くと容易に取れないのはこのせいだということが分かります。
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オオオナモミの実(拡大)(2006/10/10)

 この空き地はごく狭いのですが、他にイシミカワも沢山絡んでいました。何となく、子供の頃に遊んだ空き地の雰囲気があり、思わず懐かしさ覚えました。
 こうゆう人手の入らない空き地は今時の人には見苦しいものに映る様ですが、この種の空き地の減少が都会の動植物相を貧弱にする最も大きな要因の様に思われてなりません。

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2006年10月11日 (水)

ナミアゲハの幼虫

 一昨日、昨日と良い天気が続いたので、2日連続で国分寺崖線に行って来ました。子供の頃、秋になると茶人であった祖母に命じられてよくヨメナやシオンの類を茶花用に取りに行ったものです。今回もまだあるだろうと期待していましたが、三ツ池の前に、写真を撮ったら花に気の毒なほど貧相なヨメナがあっただけでした。管理と称して下草狩りをするのが原因の様です。
 しかし、虫の方は大豊漁で、写真を一寸撮り過ぎ、整理がまだ追い付きません。
 そこで、先日キアゲハの幼虫を紹介したついでに、少し前に撮ったナミアゲハの幼虫の写真を取り敢えず出しておくことにしました。

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サンショウに付いたナミアゲハの幼虫(2006/09/26)

 ありふれた種類なので、ただ撮っただけでは面白くありません。そこで、真っ正面から撮ってみました。
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ナミアゲハ幼虫の正面(2006/09/26)

 両側に眼の様なものがありますが、勿論これは単なる模様で、本当の眼はこの写真では下の方に隠れてよく見えません。しかし、この模様を眼だと思うと、中々可愛い顔をしています。アゲハの幼虫が子供達に人気があるのも、その辺りが原因かと思われます。

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2006年10月10日 (火)

ホシホウジャク(幼虫と成虫)

 先日紹介したヘクソカズラは成城学園の南側にある小田急線に面した柵に絡んでいたのですが、数日後にホシホウジャクの幼虫を探しに行ったら全部刈り取られて無くなっていました。
 幸いもう1個所、家の近くの空き地にもヘクソカズラが生えていますので、行って探してみたところチャンと幼虫がいました。
 しかし、この時撮った写真は葉柄が一寸邪魔になっているし、尾角も少し隠れているので、もう一度撮り直そうと思って機会を待っていましたが、この幼虫君、ヘクソカズラの蔦を伝って隣に生えている寒椿の梢の高いところへ行ってしまい、ついに写真は撮れませんでした(災難に遭わなければもう蛹化しているでしょう)。仕方ないので、最初に撮った写真を出すことにします。  

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ヘクソカズラの蔓にいたホシホウジャクの終齢幼虫(2006/09/26)

 普通のスズメガの幼虫よりはスマート。色も綺麗な淡緑色で小さな淡色点を散りばめ、白いストライプが縦に一本入って全体を纏めています(なお、他に褐色型もあります)。
 さて、その成虫の方ですが、これは町を歩いていてもなかなか撮影の機会がありません。花にとまることはせず、空中静止をして吸蜜しますが、何しろ動作が機敏で、花から花へ瞬時に移動するので一眼レフではなかなか焦点を合わせる暇がありません。
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ホトトギスで吸蜜するホシホウジャク1(2002/10/18)

 しかし、カクトラノオ、メドーセージ、ホトトギスなどの花の場合には、蜜の量が多いのか、一つの花に30秒位留まって動かないことがあります。こういう時が撮影のチャンスです。これらの花は我が家で咲いていますので、町を歩いて探すよりも家で待った方がずっと効率的と言えます。
 一眼レフでも何とか撮ることが出来ましたが、その写真は既に「我が家の庭の生き物たち」で紹介してしまったので、ここでは昔撮った写真を載せることにします。本当のことを言うと、こっちの方が良く写っています。
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ホトトギスで吸蜜するホシホウジャク2(2002/10/19)

 これは一眼レフではなく、コンパクト・カメラで撮ったものです。空中静止をする昆虫を撮るには、実はこの方がずっと簡単なのです。と言うのは、コンパクト・カメラはレンズの焦点距離が短いので、被写界深度が深いからです。
 ストロボを強制発光に設定し、予め木の葉か何かで20cm位の所に焦点を合わせ(普通はその前にマクロモードにする必要があるでしょう)、シャッターを半押しして、焦点を固定させます。そのまま空中静止しているホシホウジャク(その他空中静止する昆虫ならば何でも)に近づき、おおよそ20cmの所までカメラを持って行き、液晶モニターを見て旨く構図がとれていたらシャッターを押します。一眼レフと違い、カメラだけを前に出して撮影するので、撮られる方も余り警戒しないようです。シャッターを押そうとしてからストロボが発光する間に虫が逃げない限り、ほぼ百発百中に近い「命中率」で撮れます。
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ホトトギスで吸蜜するホシホウジャク3(2002/10/22)

 実はこうして撮ったホシホウジャクその他の写真が100枚近くあります。ここではその内の幾つかを載せましたが、そのうち寒くなってネタが無くなったら、また別の写真を採り上げるかも知れません。

[追記]: その後、「ホシホウジャクの幼虫(5齢=終齢)」を掲載しました。頭部、尾部、胸部等の詳細な写真があります。幼虫に関心がお有りの方は此方へどうぞ。

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2006年10月 6日 (金)

キンモクセイ

 このところ毎日雨降り模様で、新たなネタを仕入れることが出来ません。そこで些か旧聞にはなりますが、キンモクセイの花でも載せようかと思います。

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キンモクセイの花(2006/09/25)

 上の写真はある大学の所有地(空き地)に植わっている木の枝を撮ったものですが、幹の直径は15cm位あり、キンモクセイとしては大木と言えるでしょう。
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キンモクセイの花(拡大)(2006/09/22)

 キンモクセイの花は小さい花がゴチャゴチャと咲いていて、個々の花がどうなっているのか余り良く分かりません。しかし、拡大して見るとかなり分厚い花弁が4枚見えます。キンモクセイは実は中国からの移入種で雌雄異株、日本には雄株しか入っていないので、これらはみな雄花ということになります。
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キンモクセイの花(拡大)(2006/09/22)
 キンモクセイの学名はOsmanthus fragransといいます。「香りの良い匂いのする花」という意味で、何か重複したような名前です。
 キンモクセイの花の香を好む人も多いようですが、私自身は匂いがキツ過ぎて好きではありません。同属のヒイラギの方が好みに合います。
 寒いのが何より苦手な私は、キンモクセイの花が咲くと、もう寒くなるのかと穴でも掘って冬眠の準備を始めなくてはいけない様な気がしてきます。
 どうもキンモクセイとは相性が宜しくないようです。

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2006年10月 5日 (木)

カルガモ

 先日仙川(川の仙川、調布市仙川でありません)に行ったとき偶然出くわしたカワウを紹介しましたが、今日は本来の目的であったカルガモを紹介します。
 TVや新聞でもお馴染みのカモです。普通は仙川よりも野川の方に沢山いますが、今年はどういう訳か野川にはカモ類が少ない様です。
 他にオナガガモも毎年来ているのですが、今年は少なく、この日は結局見ることが出来ませんでした。他にいたのはコガモと思しき小型のカモだけでした。

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カルガモ.その1(2006/09/25)

 カワウの時と同じく、早朝の陽の射す前に撮った写真なので少し色が妙な具合になっています。
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カルガモ.その2(2006/09/25)

 普通カモ類は雌雄で模様が違いますが、カルガモは同じ衣裳で雌雄の区別が付きません。
 なお、私の使用しているカメラは本来仕事用(写真家ではありません)で、200mmを越える長玉は必要がない(と言うか重くて大きくて邪魔になる)ので持っていません。鳥を撮るには力不足ですので、鳥に関してはあまり期待しないで下さい。

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2006年10月 4日 (水)

キアゲハの幼虫

  先日少し北にある畑の方へ行ってみたら、畑が「家庭菜園」に替わっていました。「契約者以外立ち入り禁止」と書いてありましたが、別に悪さをする訳ではありませんから、構わず中に入ってどんなものが植えてあるか見てみました。
  普通の日本的な野菜の他にバジルや空芯菜等を植えているところもありました。ニンジンがないか探してみたら幸にありました。何故ニンジンを探したかというと、ニンジンにはキアゲハの幼虫が付きものだからです。

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キアゲハの幼虫.そろそろ蛹化か?(2006/09/24)

 やはり居ました。3匹いて何れも終齢のトラ模様でした。上の写真のは5cm位あり、そろそろ蛹化するのではないかと思われます。これは自然光ですが、下の写真は同じ個体を少し横からストロボで撮ったものです。
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キアゲハの幼虫.少し横から撮ってみた(2006/09/24)

 中学生の頃、学校(区立千歳中学)の近くに広いニンジン畑があり、学校の帰りに自転車を停めて(自転車通学です)キアゲハの幼虫を探していたところ、遠くの方でお百姓のオジサンが「こらー」と叫んでいる。オジサンが鍬を持って走って来たかどうかは憶えていませんが、身の危険を感じて自転車に飛び乗って逃げました。「李下に冠を正さず」とは正にこのことだと痛感した次第です。

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2006年10月 3日 (火)

カワウ

 成城は、東は仙川を、西は野川を境にしています。先日、仙川にカモ類でも居ないかと思って朝早く行ってみました。思ったよりも沢山のカモが居ましたが、それより驚いたことにカワウがいて、魚を獲っていました。
 今まで仙川でカワウを見た記憶はありません。

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仙川を泳ぐカワウ(2006/09/25)

 普通は仙川も野川も浅くてカワウが潜れるような深さはないのですが、ここしばらく雨が続いたせいか、仙川は50cm以上の深さのあるところもかなり生じているようです。
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魚を捕まえて飲み込むカワウ(2006/09/25)

 仙川には放流された大きなコイがいますが、カワウの餌になるような大きさの魚がいるとは知りませんでした。写真から判断すると、放流した魚にしては些か小さいような気がします。
 しかし、仙川で魚が自然繁殖しているというのは一寸考え難いことです。誰かが川に魚を放したのかも知れません。
 何分にもまだ陽の当たる前なので、色の方は全く奇妙な色になってしまっています。カワウが随分青く写っていますが、これでも色をギリギリまで修正しています。
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羽を干すカワウ(2006/09/25)

 私が写真を撮りだしたのが気にくわないのか、或いは、もう満腹なのか、カワウは下流の方へ飛んでいってしまいました。もう少し撮りたかったな、と思いながら少し下流に行くと、なんとカワウが岸辺で翼を広げて羽を干していました。
 翼を広げたままで体は動かしませんが、頭は頻繁に右や左へ向け、周囲に充分注意を払っています。
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ようやく陽が射してきた(2006/09/25)

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羽を乾かし終わったカワウ(2006/09/25)

 10分位で干し終わりました。魚を獲っているときや羽を広げているときは怖い顔をしていましたが、羽を干し終わって畳んだ後は何だか風呂上がりのようなサッパリした表情に変わりました。

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2006年10月 2日 (月)

ウドの実とオンブバッタ

 先日紹介したチャを生け垣にしているお宅の近くに、通りに面してウドが生えているところがあります。よく通る道なのに何故今まで気がつかなかったのかと言うと、北向きの日陰にあって高さ70cm位しかなかったからです。日向であれば2m位になります。
 しかし、今は実を沢山着けているので直ぐにウドだと分かりました。ウドはウコギ科ですから、その実は同じ科に属するヤツデの実と同じ様な形をしており、大きさもやや小さい程度。熟すと写真の様に黒くなります。

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ウドの実.熟すと右側の様に黒くなる(2006/09/22)

 そのウドの葉の上にオンブバッタが一組とまっていました。オンブバッタには普通見られる緑色型の他に褐色型がありますが、緑色型の上に褐色型が乗っかっているのは珍しいと思い早速写真に撮りました。
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オンブバッタ.緑色型の上に褐色型が乗っている(2006/09/22)

 下の方が雌で、上に乗っている一見チャッカリものが雄だそうです。いわゆる「蚤の夫婦」で、雄は雌よりもずっと小さいのです。
 上に乗っているのは楽をする為ではなく、実は雌を独占する為だというのが世間の評判です。

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2006年10月 1日 (日)

ヘクソカズラ

 どういう訳か植物の名前は、動物(昆虫も含む)よりも複雑というか妙な名前が多い様です。
 動物の場合、黄色いアゲハチョウならばキアゲハ、大きなスズメバチであればオオスズメバチ、奄美諸島に棲む黒い兎であればアマミノクロウサギ・・・という様に色や形、或いは、生息地などで簡単に名前を付けてしまいます。
 ところが植物の方は、動物と同じ様な命名もありますが、オオイヌノフグリ(大・犬の陰嚢)、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)など、実に奇妙な名前が付けられているものがあります。

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ヘクソカズラ(2006/09/21)

 このヘクソカズラも「屁糞葛」ですから、相当酷い名前と言えるでしょう。確かに一寸臭いのですが「屁糞」と言うほど酷く臭い訳でもないし、大して強い匂いでもありません。
 花を見ればなかなか綺麗な花で、名前で随分損をしていると言えます。一体誰がこんな酷い名前を付けたのでしょう。
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ヘクソカズラの花(2006/09/21)

 ヘクソカズラは成城では余り見ない蔓草ですが、少し奥の方(調布市)へ行くと垣根とか柵に結構沢山絡んでいます。都市化するとやはり減るのかと思ったら、先日小田急線の新宿駅を出て直ぐの踏切近くに沢山生えているのを見付けましたから、かなり人工的な環境でも充分生育出来る植物の様です。
 このヘクソカズラにはホシホウジャクと言うスズメガの幼虫が付きます。スズメガと言っても普通のとは一寸違った洒落たデザインの蛾です。
 上の写真を撮ったところでは見つかりませんでしたが、別の場所に生えているヘクソカズラで探したところやはり幼虫が居ました。
 幼虫もスズメガの仲間としてはスマートで良い形をしています。ホシホウジャクの幼虫と成虫に付いては、また別の機会に紹介しましょう。

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