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2006年9月26日 (火)

ヨコジマオオハリバエ

 植物が2回続いたので、今度は昆虫にしましょう。蝶の様な一般に可愛いとされている虫ならばよいのですが、今回はハエの仲間です。
 ハエと言ってもイエバエ、キンバエ、ニクバエの様な、「汚い」ハエではありません。ハエというグループも、実に様々な環境に適応しており、このヨコジマオオハリバエの様に、他の昆虫に寄生するものも沢山あります(ハエの生活環に関しては「篠永哲、嶌洪編著 2001 ハエ学 東海大学出版会」がお勧めです)。

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ミズヒキの花にとまるヨコジマオオハリバエ.その1(2006/09/16)

 町の中では殆ど見ない種で、家では子供の頃に庭で1匹採ったことがあるだけ。しかし、喜多見との境に当たる国分寺崖線にはまだかなり居るようで、この写真も3丁目の喜多見側で撮ったものです。
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ミズヒキの花にとまるヨコジマオオハリバエ.その2(2006/09/16)

 オオクロバエよりもやや大型で幅があり、黒と飴色の模様に黒く長い剛毛が目立って、私に言わせれば「カッコいい」ハエです。配色も中々洒落ています。
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ミズヒキの花にとまるヨコジマオオハリバエ.その3(2006/09/16)

 このハエの属すヤドリバエ類は、「ハエ学」に拠ると、今までに日本で450種ほど知られているそうですが、実際にはその2倍近い種が発見される可能性があるとのこと。まだあまり研究が進んでいない様です。
 ヨコジマオオハリバエは卵胎生で、生み落とされた初齢幼虫は宿主(蝶や蛾などの幼虫)が側を通るまでじっと待ち続け、近縁種での実験ではそのまま15日以上も生き続けるそうです。
 寄生バエもなかなか楽ではない様ですな。

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コメント

ヨコジマオオハリバエの口の形も面白いですが、生まれた幼虫が寄生主をじっと待っているというのも面白いですね。参考とさせていただきます。

投稿: yamasanae | 2009年11月10日 (火) 18時00分

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